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アレン座『点滅』

⚠️作中ネタバレなし
先日、観劇に行ってきたのでそのことについて書こうか。


劇団アレン座『点滅』
アトリエファンファーレ高円寺
2022年12月24日 13:00開演

劇団アレン座の演劇を見にいくのは今回で2回目だ。
1回目は『いい人間の教科書』東京公演を観に行った。

私はここの劇団のことはあまり知らず、劇団員である磯野大さんに惹かれて観に行ったのを覚えている。

俗に言う”推しを追いかけた”結果、この劇団にはまってしまったのだ。

今回の公演が決まったという知らせを見てすぐにチケットをゲット。
ワクワクしながらこの日を待っていたのである。


では、今回の観劇の感想は?
「私の集中力の敗北」
全くもって舞台の感想ではないのだがこれしか言葉が思いつかなかった。

アトリエファンファーレ高円寺さんには初めて訪れたのだが、思った以上に小規模の会場だった。
そのため客席はぎゅうぎゅう。
隣の席の方と気を抜けば肩がふれてしまうのではないかという距離感だった。
あまり人混みが得意ではない私である。

結構、しんどかった。

あと客と客の距離が近いから、少しでも他の客が動くとそれが目に入ってきてしまい気が散った。

常に人間に囲まれているんだという意識がぬけず体はガチガチに固まってしまった。

この状態でベストな観劇はできない。

だから、劇場を出てすぐの感想は「なんか残念だったな」だった。


そして数日たち、何度も有料のパンフレットを読みやっと『点滅』を観終えた気がしている。
観劇中には感じきれなかったもの、パンフレットに書かれている演出家や、役者の言葉と私の記憶を照らし合わせてやっと少し理解できた。

確かにこれは私が求めていたストーリーの演劇ではなかった。
でも、それで良かったのだと、自分の感性の乏しさに少し悲しくなった。

やはりこの劇団は興味深いものを見せてくれると改めて思い知った。


この記事を読んで劇団アレン座に興味が湧いた方が何人いるかはわからないが、良かったら一度見に行ってくれないだろうか。
そして、この感情を共有させてもらえないだろうか。

公式サイト
http://allen-co.com/allen-suwaru/

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