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序章 被災地視察に際し心がけたこと

私はこれまで約10年間木造建築の設計を中心に従事してきました。
住宅から中大規模木造と呼ばれる公共の大きな木造施設まで。しかしそのほとんどが新築の建築物でした。(改築、リノベーションも一部ありました)

今回の能登半島地震で被害を受けた建築物は主に旧耐震と呼ばれる1950年から1981年以前に建設されたものがほとんどだと事前の情報では聞いていました。

過去→現在→未来

今回の視察の目的は「過去を否定するため」でも「現在を踏襲するため」でもないことだけは決めていました。

先入観なく、これから何ができるか設計する者として考えたい。それが新しい木造建築の可能性を探究してきた私に出来る唯一の貢献だと考えたからです。

次回から
・実際の被災事例の写真と考察
・現地での出会いと気づき
・能登の美しい自然や風景
を投稿していこうと思います。

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