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03378 建築材料学


難易度:★★

おすすめ度:★★★

この科目のレポートは、ほかの科目と違い、自宅の仕上げ表を自ら作成し、自宅に使用されている材料が妥当かどうか、検討するという内容です。私は中古の分譲マンションに住んでいるので、手元に仕上げ表がなく、管理会社に問い合わせて、送ってもらいました。
また、設問内容やFAQを見ると、1軒家に住んでいる人を念頭に置いたテーマ設定のように感じ、マンション住まいですがマンションの外壁や自分の部屋の内装の仕上げ表を作成するのでも問題ないか質問したところ、マンションでも問題ないとのことでした。

ただ期末試験は、他の科目の内容と被っていることが多く、時間を節約出来たり、この教科で学んだことをほかの科目でも生かすことが出来ました。

掛かった時間:レポート…7時間、設問…13時間


建築構造学1の内容と似た部分があり、早く終わらすことが出来ました。

先生

コメントは短めでした。

教材

  • 教科書:〇 教科書があったほうがレポートが書きやすい

  • その他書籍:× 私は教科書以外の書籍は購入しませんでした

  • ネットの使用:〇 可

課題内容

【レポート課題】
自宅または知人の住宅の屋根、外装、及び各室の床、巾木、壁、天井、窓などに要求される性能、及び実際に使用されている材料を調査し、名称とその特徴を記せ。
【レポート課題のポイント】
建築に対する材料の選択は大変重要である。建物の部位の要求性能因子に対し、どの様な材料が適切か。使用されている材料の特徴は何か。適材適所になっているか否か。自ら対象となっている住宅を調査し、実際に使用されている材料(下地材料・仕上げ材料)とその特徴を調べ要求性能を満たしているかどうか?などを考察にまとめ、レポートするのが課題である。(下地材の調査が困難な場合は教科書などを参考に仕上げ材から予測する事。)
使用されている材料名を記するに当たり要求性能、材料の特徴、内部仕上げ、外部仕上げを表にまとめると理解し易い。

レポートちら見せ

この教科のレポートは、私も最初フォーマットがわからず苦労したので、これから始める方の参考になればと思い、一部公開します。こんな感じで、写真(普通にうちのキッチンの写真なので黒塗りしてます笑、ちなみにレポートには全部写真入れてます、トイレとかも。人様に自宅のあれこれなんてあんまり見せたくないけど課題だからしょうがない、、)仕上げ表のその箇所の抜粋、使用されてている部材の特徴とその部材の使用の妥当性を文章で書いていきました。

この他に、全体の仕上げ表もこんな感じでエクセルで作ったものを添付しました。


講評

・各材料についての設計意図・現在の状態・メリットデメリットまで踏み込められた非常によく調べられたレポートだったと思います。

設計現場に関わる者は、すべての材料を把握する事が大切になりますので、どの様な材料(素材)を選び、加工し、仕上げることで意匠的な側面だけでなく、建築の性能にも非常に大きな影響を与えるという視点を常日頃から意識的に持っていただけるとよいかと思います。

結果

100点でした。初の満点Σ(・ω・ノ)ノ!頑張った甲斐がありました。

ひとこと

竣工時の仕上げ表を手に入れられるかどうかで難易度が変わる教科だと思います。仕上げ表を入手してしまえば、それに沿って材料の妥当性を検討すればいいわけですから、そんなに時間はかからないかと思います。

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