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03380 建築史


難易度:★★★

おすすめ度:★★

正直言って、私、歴史科目には昔から興味がないんです。それより、実際に手を動かして何かを作ったりするほうが好き。なので、完全な好みなのですが、つまらなかったですね、、ただ、愛知産業大学では、1級建築士試験を受けるために履修しなければいけない科目が定められています。それを取らず、卒業しても、1級建築士試験は受けられないので、注意が必要です。そして、建築史はこの中に含まれています。でも、必修ではないので、建築計画のなかで他に興味がある科目があれば、それを取ってもよかったなと思っています。

https://www.aisan-tsukyo.jp/university/curriculum/kamoku

入学直後はどの科目を取ったらよいかわからず、このモデルプランが非常に参考になりました。間違った履修登録をしたら、せっかく勉強しても、1級建築士試験への切符がもらえないですから、履修登録は慎重になりました。

https://www.aisan-tsukyo.jp/university/curriculum/course/kenchikusekkei3

掛かった時間:レポート…1時間、設問…21時間

適当に書いたわけじゃないです、レポート。設問の内容と完全に一致していたので、短時間で仕上げることが出来ました。

先生

レポートの時から感じていたのですが、この先生は、ネットの情報より書籍を評価されています。レポートのFBには「文献も読むように」とのコメントがありました。しかし、その時点でほぼ期末試験の準備も終わっていた私は、そのコメントにはそっと目をつぶり、期末試験もそのまま提出してしまいました。その結果がこれなんですけどね、、

教材

  • 教科書:〇 教科書に添った内容が問われるので購入をおすすめします

  • その他書籍:〇 ほかの参考文献も読みレポート、期末試験に取り組んだほうが高評価になると思います。

  • ネットの使用:△ あんまり推奨されている感じはしなかったですね、、

課題内容

第1課題
日本の住宅史の中で展開する寝殿造、書院造、数寄屋造の3つの様式の中から一つ選び、その住居形式の構成と生活様式の関連でどの様な約束、仕組みで生活空間が展開したのか詳しく述べよ。

第2課題
近世ルネッサンス期に建築家が建築理論に基づき見事な建築空間を創造した。その歴史的背景と建築家を選び、事例とその理論体系について説明せよ。

講評

レポートの執筆、お疲れ様でした。

第1課題については、【寝殿造】の成立過程〔時期、用語の発生〕を確認した上で、構成要素〔寝殿、対屋、釣殿、渡廊等〕が記され、建築的特徴〔塗籠、板敷、蔀戸等を用いた開放性〕についても書けていました。特に、生活様式〔畳、几帳、屏風、御簾等の調度、座具〕について記し、寝殿造を考える上で最も重要な「室礼」というキーワードに言及できた点はよかったと思います。残念ながら、参考文献としてURLを示して入るものの、インターネット上の記述を再構成したような内容になっており、たとえば寝殿造の代表例として鳳凰堂を上げるなど、大きな間違いが発生してしまいました。シラバスでは、課題1,2とも参考図書を通して課題に取り組むよう指定しております。シラバスにある参考図書を熟読していれば、より充実した学習ができたものと思われますので、ぜひご確認下さい。

第二課題については、【近世ルネサンス】の歴史的背景〔思想の変化と古代への眼差し、都市等〕を述べ、ルネサンス期の建築家が参照したウィトルウィウスの『建築の書』を取り上げ、建築の基本原則〔用、強、美〕を確認されました。その上で、【ブルネレスキ】を選択され、サンタ・マリア・デル・フィオーレを対象に、ウィトルウィウスの建築理論〔用、強、美〕に照らして分析が進められました。やはりインターネット上の記述や画像を参照しておりますが、この点は大変ユニークで各項目説得力があり読み応えがありました。サンタ・マリア・デル・フィオーレについては、数多くの文献も刊行されておりますので、ぜひお読み下さい。

今後ますますの御活躍を期待しております。頑張ってください。

結果


この科目、レポートの点数は記載されていなかったんですよね。期末試験と併せた評価だけが成績表に記載されるシステムでした。

ひとこと

これから受ける方は、とにかく教科書と参考書を読むことを強くおすすめします。レポートも期末試験もほぼ完成した時点で気づいたのですが、教科書の内容わかりやすかったです。内容も、歴史の教科書ということで嫌煙していたのですが、読みやすい文体で意外に面白かった。
レポートも教科書を読んだほうが圧倒的に書きやすかっただろうな、、もうほぼ完成させちゃって、書き直す気力はないから出しちゃうけど、、という感じでした。


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