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講演会「日本近代の住宅にみられる設計基準寸法について」−1

こんにちは!アーキロイドの福井です。
日本の建築学者で「近代の住宅」が専門分野の一つの内田青蔵先生の「日本近代の住宅にみられる設計基準寸法について」という講演会に行ってきました。

「洋風専門だった」と内田先生も仰ったが、どういうことかというと・・・例えば、岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てらた「旧岩崎邸庭園」はイメージしやすいが、「和館」と「洋館」が存在していても、洋館だけが注目され研究対象だった。

旧岩崎邸庭園

今まで、洋風化現象として住宅が研究されていたけれど、近年、当たり前だった和館がどんどん壊されている。
徐々に、明治以降に建てられた近代和風建築への再評価の機運が高まり、文化庁による全国の調査の実施で文化財指定が増えたり、近世までの伝統建築とは異なる時代背景で作られた近代特有のものを解釈していく動きが出てきているようだ。

近代和風建築の設計基準寸法について、いろんな事例とともに見ていく会だった。
それは長くなりそうなので、また次回、ご報告します〜。福井


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