「草」と「木」の新しい分類法、清家清「私の家」、BinO伊勢の話(コンワダさん80週目)
「なんでうちのリリース、コンワダさんに取り上げてくれないんですか!」
先日お会いした某スーゼネの方にそう言われました。このnoteを見てくれている人がいること、載せてほしいなって思ってくれている人がいること、とても嬉しかったです。(ちなみにそのニュースは確かに社内で話題になっていました…)
さて今週も社内で話題になった事例(コンワダさん)からいくつかをご紹介します。バックナンバーはこちら。
「草」と「木」の境目はどこ?~力学のレンズを通して、植物の新しい分類方法を発見~
サマリー→https://research-er.jp/articles/view/126777
植物を見せられたら大体は「それは草」(別の意味を感じる)、「それは木」と分類できる気がしますが、確かにそれを言語化しろといわれると難しいですね。ちょうど間、みたいなやつも多分いますもん。
北海道大学が、草と木の体を支える仕組みの違いに基づく、植物の明快で新しい分類方法を開発したそうです。
私の理解で簡単にお伝えするならば、植物は草本植物にしても木本植物にしても、基本的には高く育つことで光を獲得する競争を繰り広げている。高く育つと自重で折れたり垂れ下がったりしてしまう。木本植物はそれを材料的な性質や形状固有の固さによって、草本植物は内部の水分がもたらす張力による疑似的な硬さによって、形状を保っているということです。
水分による張力の疑似的な硬さとは、ビニール袋に水を少し入れても袋はフニャフニャだけど、パンパンに入れると袋が張って硬くなる、みたいなことです。
既往研究ではその2点の影響が混同していましたが、今回は植物を円筒状の計算モデルで構造力学の理論をベースに定式化し、解き明かしたそうです。仕組みフェチが多い社内で、なおかつ半数以上が植物好き(筆者は少数派)ということもあり今週注目の事例でした。
ともかく、これからはその計算モデルに基づいて自信満々に「それは草ww」といえますね。
清家清「私の家」、公開
建築家・清家清の自邸「私の家」が23年9月より試験期間として、建築の専門家、建築学生を対象に無料公開しているそうです!ご興味のある界隈の方(界隈で興味のない方がいるのだろうか…)今ですよ!
ライフスタイル提案「BinO伊勢」高橋建築
三重県伊勢市の高橋建築が、イビケン、住宅アカデメイアと提携し、イビケン「BinO」シリーズのモデルハウスを11月3日にオープン。ライフスタイル提案型で、12月下旬からは宿泊できる住宅展示場「クラスベッソ伊勢」としてのサービスも開始するそうです。
クラベッソではトレーラーハウスやサウナなどを展示。昨今のアウトドア、サウナといったブームと、累計1万棟以上販売された大ヒットの規格型住宅BinO、それを100年以上の歴史のある高橋建築が手掛けるということで、オープンが楽しみです。
以前、タマホームの子会社である株式会社「日本の森と家」が鎌倉に「KOTT」というシリーズの宿泊型モデルハウスを運営していました。見学に行った(宿泊はせず)ことがありますが、現在はタマホームに吸収され、その後施設がどうなったかはわかりません。コロナによって宿泊型の施設は閉鎖や縮小を余儀なくされたでしょうから、こうした「宿泊型モデルハウス」が業界に戻ってくるのも、アフターコロナを感じさせてくれる追い風ですね。
おわりに
今週も最後までご覧くださりありがとうございました。今週は「おわりに」に書くことがあんまりないです。もしお時間があれば別の記事もお楽しみください。最後に「スキ♡」を押してくださると励みになります!良い一週間を!
今週、社内で話題になった事例(コンワダさん)について
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