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名作アニメの家をarchiroidでつくってみた 『サザエさん』『ドラえもん』他

はじめに

突如爆誕したarchiroidの
「さあ、ここからは自由に遊んでいいのですよ」
とのお告げに、ワァと目を輝かせたのは一瞬。
家を設計できる新しいおもちゃをポンと渡され、無数の?が頭に浮かんだ人も多くいたのではないでしょうか。

そんな迷える子羊を救うarchiroidとして産みだされました。
コンニチハ。archiroid005号です。
もうご存知の方もいらっしゃるかと存じますが、archiroidという語源は「archi-」に接尾語の「-oid」を組み合わせて作られた造語です。
初音ミクでお馴染みVOCALOIDの、建築版と考えればOKです。なるほど、そう考えると先日のリリース直後ARCHILOIDで検索してくださる方が多かったのも頷けますね。紛らわしくてすみません。
今回はこの005号と一緒に、archiroidシステムで思い切り遊んでいきましょう。

アニメの家をつくろう!

さて、何を作ればいいのでしょうか。
いきなり住宅を設計しろと言われても、戸惑うのが当然でしょう。
自宅、友人宅、職場、そんなアイデアが浮かんだ後に出てくると言えば?

そう、皆さん子供の頃から何となく慣れ親しんできて、よく目にしたことのある家。

アニメの家に決まっていますよね。

archiroidホームページ一覧から謎の住宅群を見つけた方も多いのではないでしょうか。archiroidリリース後、005号の独断と偏見でアニメに出てくる家々を勝手に再現してきました。

今回は、いきなりディープな深夜アニメを取り上げられても、良い子のみんなにはわかってもらえないかもしれないので、サザエさん家と野比のび太の家を中心につくってみた感想などをまとめました。
ニッチな作品が気になる大きなお友達も、ざっくりですがまとめてみたので、下の方に貼ってあるリンクからお楽しみください。

間取り探偵

世の中には、アニメに出てくる家々を取り上げて真面目に考察している有識者達が意外といるもので。今回、アニメの家をarchiroidで再現するにあたって、我らが偉大なる先駆者の力をお借りしようと思います。

間取り探偵
https://iemaga.jp/detective/bn.html
https://www.homes.co.jp/cont/living/living_00307/

ggれば出てくるものですね。
今回再現する際、参考にさせて頂きました。影山明仁先生ありがとうございます。

影山明仁先生のブログ
http://str-co.jp/stranew/kageyama.html

サザエさんの家

それでは一軒目。
昭和44年から半世紀以上放映が続いている国民的なご長寿日常系アニメ『サザエさん』。
そんな磯野家(+フグ田家)の木造平屋一軒家は、公式HPにおいて平面図をパズルゲームにしてしまうほど日本国民にとって認知度が高いのです。因みにこのパズル、スコアによってはタラちゃんに煽り散らかされるのでとってもオススメです。

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そしてarchiroidで再現したサザエさん家がこちら

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正面道路からのアクセスの問題で配置が180度ひっくり返っていますが、玄関の出窓からトイレ、勝手口まで平面においてはかなりサザエさんの家らしくなりました。
archiroid庵庭ゼン氏のデザイン仕様のみ現在実装されているので、畳の代わりにフローリング、開き戸になっているのは今後のアップデートを待つことにしましょう。
そしてこちらが皆さんお馴染み、いつもサザエさん一家がご飯を食べているお茶の間。

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正面の大きな窓が特徴ですね。
しかしこのままではイメージがつきにくい方もいるかもしれませんので、このお茶の間をアニメの画角にあわせて切り取ってみましょう。

サザエさん家切り取り

これだけで随分それらしくなってきましたね。
そして、ここにもっと想像をかきたてる、サザエさんらしいアイテムを書き入れてみましょう。

サザエさん家塗り75%

はい、完成しました。
これはもうサザエさん家といっても過言ではないですね。
フローリングでもあまり違和感がありません。

他の部屋を詳しく内覧してみたい人は、是非こちらからVRダイブしてきてください。サザエさん家を走り回ることができます。

野比のび太の家

お次は、名作アニメの中でも大人から子供まで知らない人はいない、避けては通れない大御所アニメ『ドラえもん』から野比のび太の家です。

再現にあたり調べていて初めて知りましたが、2005年のデザイン一新にあわせて家も大規模な変更をしているようです。今回はより原作寄りな2005年以降のドラえもんの家を再現しました。

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archiroidシステムは2階建て対応を予定しているらしいのですが、現在は一階建てのみリリースされている様子。今回は1階を左側、2階を右側に分けて、アニメと同じように、正面道路からのアクセスを考えた配置になっています。

そして再現してみたのび太の部屋(寝室2)はこちら

のび太の家

先ほどと比べると窓や自由開口が多く、より空間をイメージしやすくなっています。
ここにまた、作品を想起させる小物を書き込んで見ましょう。

のび太の家塗り60%

寝室というだけあって個人の私物が多いせいかイメージしやすくなっていますね。
右手にある押入れの布団が決め手となって、間違いなくのび太の部屋であることが想像出来るようになりました。

一階や他の部屋を詳しく内覧してみたい人は、こちらからVRダイブ可能です。

その他アニメの家(ニッチなのも含めまして)

それではここで、005号が現時点で制作してきた他のアニメの家も、作品タイトルの五十音順で一気にご紹介します。

 「あたしンち」より、あたしンち

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/61/detail

 「おそ松くん」より、おそ松くん家

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/64/detail

 「おそ松さん」より、おそ松さん家

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/63/detail

 「銀魂」より、万事屋銀ちゃん

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/58/detail

 「クレヨンしんちゃん」より、野原一家の家

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/54/detail

 「小林さんちのメイドラゴン」より、小林さん家

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/60/detail

 「聖☆おにいさん」より、聖さんの部屋

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/65/detail

 「ちびまる子ちゃん」より、まる子の家

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/51/detail

 「となりのトトロ」より、サツキとメイの家

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/59/detail

 「耳をすませば」より、月島雫の家

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▲詳細はこちら https://archiroid.com/53/detail

作ってみた感想

 面白かったところ

今回、005号はたくさんの試行錯誤を経て、沢山の未住宅を生成しました。というのも、参考資料を確認しながら作っても、VRで確認をしてみると印象と違うことが多々あったのです。実際に空間を体験しながら調節をすることで、より納得感のある間取りへとブラッシュアップしていくことが出来たのでした。005号の試行錯誤の履歴は未住宅として一覧できるようになっています。是非、差分を見つけて005号がどこで悩んでいたのか見つけてくださいね。1案が作られていく過程自体も共有できるのがarchiroidの楽しいところですから。

作っていて、特に感動したのが、難しいことを考えずとも簡単に間取りを再現できる家があったこと。
メイクモードで部屋を作ろうとすると、何故か大きさに制約がかかっていて、大空間がつくれない謎現象がありますが、それにあわせて目一杯ドラッグアンドドロップすると自動的に日本の在来工法で建築可能な木造住宅のスケール感が出来上がるのです。

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適当に一番大きいサイズの空間4マス=2間=3.63636mまでいくと、archiroidシステムが限界を教えてくれます。その大きさが、ピッタリと波平さんとフネさんが使用している床の間(寝室1)、客間(寝室2)、茶の間(ダイニング)の大きさになるのです。
archiroidシステムでは日本の木造住宅を実際に建築する上で必ず考えなくてはならない物理的な素材特性のしばりが予めプログラムされています。よって、建築設計の知識がなくても、自動で日本の木造住宅らしい特徴を踏まえた設計が出来るようになっているのです。

サザエさん家等を始めとした日本で普及している世の中の家の多くが在来工法で再現できることが多いため、誰もが知ってる家はほとんどarchiroidシステムで再現できるようになっている、ということだったのです。

 難しかったところ

アニメの家再現にあたって難しかったところは、第一にまだ実装されていない機能の表現でした。
空間構成は簡単に再現できたとしても、畳や襖がアップデート待ちの状態でしたので、全体的に洋風の家になってしまいました。やはり、日本の住宅に馴染み深いビジュアルの実装が待ち遠しいですね。
また、実装されているのですが、archiroidシステムの落ちてしまう制約によって勝手口の表現が難しかったり。

まとめ

・サザエさん、ドラえもん、その他のアニメ作品の家を簡単に再現できた!
・archiroidシステムは、日本の木造住宅在来工法との親和性が高かった!
・「家」「空間」という尺度で作品を切り取り、考察するのが楽しかった!

さいごに

家づくりの楽しみは、実際に住む家だけではありません。

今回再現をしてみたアニメの家の解釈違いが気になるガチ勢の皆さん。今ある住宅に家具を置いてみたり、改変・改善してみたりして、是非ともより良いお家に仕上げてあげてください。

自分の好きな作品が再現されていなかった皆さん。是非ともarchiroidを遊び倒して、好きな作品の聖地(聖家?)、推しの家、推しカプの家、推しとの夢のマイホーム、自分用資料等々を自分で作って、楽しく妄想を膨らませてみませんか?

今後archiroidでは、敷地の変更、モデルデータのダウンロード、VRアプリなど、様々なアップデートを予定しています。知識がなくとも簡単に住宅設計が試せるarchiroidシステムを利用して、好きな作品の家・空間を考察することで、オタ活がもっとディープになること間違いなしです。

それでは、005号より愛をこめて。
かしこ。

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