自作『スーパーマリオブラザーズ』のプレイ動画、AIが司法試験突破週の話(コンワダさん64週目)
こんにちは、株式会社アーキロイドのコンワダです。今週も社内で話題になった事例(コンワダさん)からいくつかをご紹介します。バックナンバーはこちら。
実写版『スーパーマリオブラザーズ』プレイ動画
デジタルアーティストの「Re-Imagined Games」が、Unreal Engineを駆使して有名俳優クリス・プラットをモデルにリアリティの高い3D版スーパーマリオブラザーズを公開しました。10月頭に最初に動画を公開し、一番多い動画は300万回再生を突破しています。Nintendoもクリス・プラットの耳にも入っているかもしれませんね。まだ動画が削除されていないことから、彼らも対応を考えているのでしょうか。見ごたえがあるので消されないことを願っています。
ファンアート、二次創作は日本でも馴染みの深い文化ですね。とうとうそのクオリティもこのレベルにまで到達してしまいましたか…私は幼少期にゲームに親しんでいたわけではないので、詳しくはありませんが、それでもスーパーマリオブラザーズの1面は何度かプレイしたことがあります。(こちらの動画は2面ですが)リアルだったらこんな感じなんだろうなと言う脳内補完が余裕過ぎて脱帽です。3Dならではの奥行き方向を利用したムーブも見せていてくすっときます。何よりこのクリエイターはデジタルアーティストですが、これまでゲームの制作経験はなかったそうです。そのためあらゆるスキルを新たに独学で得たそうです。
マリオってピクセル絵だと可愛らしい感じでしたが、リアルにするとめちゃくちゃガタイ良いんですね。確かに身体能力が並のおじさんのそれとは比較になりませんからね。クリス・プラットを作るシーンをはじめ、プロジェクトのイントロは下の動画に。もしかしたらクリス・プラットもNintendoも「これ、いけるのでは」と思っているかもしれませんね。
2021年1月1日に、日本のYoutuber「すしらーめん《りく》」が公開した「【リアルマリオ】ゲームの世界に入ってみた!!」という動画が国を超えて大きな反響を呼びました。こちらは装置系、実験系でかつコメディタッチの動画ですが、多くのマリオファンを魅了したことは間違いありません。世界中でかつての子どもたちが、それぞれのやり方で全力で”マリオしてる”のがマリオの偉大さを物語っていますね。ちなみにマリオの第一作は1985年、最新作が2021年発売だそうです。
ChatGPTが司法試験に合格
Googleのエンジニアでコロンビア大の教授でもあるKenneth Goodman氏がTwitterで、ChatGPTが司法試験に合格したと投稿しました。先々週のコンワダさんで、医師国家試験の問題を正解したという事例もありました。医師や弁護士といったこれまで高度な知的職能とされていた人が、あくまで資格的なファクターに於いてですが代替可能である可能性が示されました。ロボットによって肉体労働から開放され、AIによって知的労働から開放され、画像生成AIや文章生成AIがクリエイティビティを発揮。私達は好きなことだけやって生きることも、何もしないで生きることも、できるかも。生産から開放されて消費だけを楽しむ世界線もありうるかもしれません。それを退廃的と思う方もたくさんおられるでしょうが、毎日が夏休みを欲している大人たちも多いでしょう。
まとめ
本日も読んでいただきありがとうございました。年末の追い込みでちょっとあっさり回ですが、繁忙期はサクッと書く、そんなゆるい連載をしております。その連載もなんと今週で64回目。Nintendoと関わりの強い数字だからマリオの事例を持ってきたわけじゃありませんよ。ここまで温存していたわけじゃありませんよ。 最後に「スキ♡」をいただけると励みになります!