VRシーン生成AI、Meta Quest Pro、Starlink日本でサービス開始な話(コンワダさん55週目)
こんにちは、株式会社アーキロイドのコンワダさんです。今週も社内で話題になった事例(コンワダさん)からいくつかをご紹介します。55週目
、ゾロ目です。バックナンバーはこちら。
文章からVRシーンを作成するAI
―――概要
シンガポールのNanyang Technological Universityの研究者らが、テキストからVRシーンを生成するAIを開発しました。ユーザーが入力する任意の文章に応じて、フォトリアリスティックな照明が含まれる3Dシーンを、4Kの解像度を持つHDRパノラマで生成します。
―――この事例について
さて今週も「テキストから〇〇を生成」事例です。とどまるところを知りませんね。映像やゲームを制作するときに理想のシーンを作り出すために重要なのがロケーションですが、ロケーション探しに苦心する時代は終わりを告げるかもしれません。いまでもCGで背景を作るのは当たり前の技術ですが、その比ではないほど現場が進歩する可能性を感じます。
Meta社初のハイエンドVRヘッドセット「Meta Quest Pro」発表
―――概要
10/11にMeta社からVR/ARヘッドセット「Meta Quest Pro」が発表されました。主に法人・ビジネス利用を想定したハイエンドデバイスで、価格はおよそ22万円(1,500ドル)。新しいコントローラー「Meta Quest Touch Pro Controllers」も発表されました。
―――この事例について
ここ最近、メタバースの不評やAppleデバイスの広告トラッキングブロックによる減収、そして株価下落など、苦しいニュースが続いているMeta社から満を持しての発表ですね。1つ目のVRシーン生成の事例とたまたま同時期に出ているのが、今まさに勃興期にあることを感じさせます。私は興味津々ですが、高価格のためちょっと触手が伸びずにいます。VR界隈、ガジェット界隈の人々のレビューを見るのが楽しみです。
SpaceXのStarlink、日本でのサービス開始
―――概要
SpaceXが衛生ブロードバンドインターネット「Starlink」を日本で提供開始、アジア地域では初だそうです。Starlinkは人工衛星を使った通信サービスで、従来の高軌道衛星よりも低軌道衛星を使うため、低遅延な通信が可能なのが特徴とされています。持ち運び可能な専用の地上アンテナを使うことで、通信の届かない山間部でも高速なインターネット回線が利用できます。
―――この事例について
これまで通信インフラ整備には基地局や電波塔を作るなど、途方もない金額の設備投資が必要でした。Starlinkによって、サービスの利用者は場所を選ばず高速度の通信を享受できると、流行りのオフグリッドの文脈との相性もいいですね。
最近ではイーロン・マスクがウクライナに大量に提供したことで話題になりました。ウクライナに関しては継続的に提供するかどうか、水面下で米政府との交渉がなされているというニュースも出ています。
まとめ
今週も最後まで読んでくださりありがとうございます。最近はコンワダさん的不作というか、社内で盛り上がる事例が少ない気がしています。〇〇を自動生成とか、メタバースとかVRとか、すごいんだけどちょっとお腹いっぱい感…。世の中的に盛り上がっていることでなくてもいいのでワクワクするニュースにリーチできるよう、またはそんなニュースを作り出せるよう、精進が必要なコンワダさんでした。
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(文責:つ)