構造【コンクリート/特徴】
軽量コンクリート
許容せん断応力度:同じ設計基準強度の普通コンクリートの「0.9倍」
強度の発現
セメントの粒子が「大きい」:「初期」強度発現が「遅い」
※セメントの粒子が「細かい」ほど、「水和反応」が促進される硬化初期の期間中に「水分が不足」:強度発現に「支障がでる」
硬化初期の期間中に温度が「2℃」を下回る:強度発現に「遅延」
※打込み後、「5日間」は「2℃」を下回らないように養生
圧縮強度の試験
荷重速度が「速い」:圧縮強度が「大きい」
コンクリートの供試体に荷重を加える「速度」は、原則として圧縮強度の増加が「毎秒0.2~0.3N/$${mm^2}$$」と定められている
引張強度の試験
以下の2つの試験がある
直接引張試験方法
間接引張試験方法(割裂試験)
横に倒した円柱供試体に荷重をかけ(圧縮試験)、縦に2つに割れる時の最大荷重から計算して間接的に引張強度を求める試験
偏心のない引張力を供試体へ加えることが難しいため、一般に割裂試験が行われている
局部圧縮の支圧強度
局部圧縮を受ける部分には、周辺のコンクリートによる「拘束作用」がある
圧縮強度:局部圧縮 > 全面圧縮
線膨張係数
「普通コンクリート」と「鋼材」の線膨張係数は、ほぼ「同等」($${1×10^{-5}}$$)
ひび割れ
単位セメント量が「多い」:ひび割れは、発生し「やすい」
水和熱が「高い」:ひび割れは、発生し「やすい」
※膨張変形が「大きい」(発熱量が「大きく」放熱量が「少ない」)
※水和熱:「水」と「セメント」が「反応」することによる「反応熱」乾燥収縮が「大きい」:ひび割れは、発生し「やすい」
※耐久性が「低下」
中性化速度
水セメント比が「小さい」:中性化速度は「遅い」
※セメントが「多い」と反応に時間がかかる圧縮強度が「大きい」:中性化速度は「遅い」
※コンクリートが「硬い」と緻密なので時間がかかる
海水の対策
鉄筋の腐食を抑制する
塩化物イオンの浸透抑制
冷害の対策
以下の有害な劣化を防ぐ
膨張性ひび割れ
組織崩壊
ポップアウト
※骨材の表面が円錐状に剥離する現象
クリープ変形
部材に「荷重」が「継続的」に作用するとき、時間の経過と共に「変形が増大」する現象
クリープ変形が生じた場合:その荷重を「取り除いた」としても、コンクリートに生じた「変形」は荷重載荷「前の状態」には戻ら「ない」
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