【中国デート事情】中国人カップルならはずせない定番のデートプラン7選
お隣の国ということもあり文化面でも関わりの深い中国ですが、意外とあまりなじみがないのが現地の恋愛事情ではないでしょうか。恋人同士のつきあい方については日本人と近い部分もあればかなり異なる部分もあり、比較してみると面白い発見がいろいろあります。今回はそんな中国の恋愛事情の中で、定番のデートコースについてご紹介していきたいと思います!
中国人カップルの定番デートプラン7選
1.『午後カフェ』『映画館』『夜景』連結型デート
割と知り合って間もない中国人男女の場合、デートは午後から始まり、お洒落なカフェに行って映画に行くパターンはほぼ鉄板かもしれません。
お互い気恥ずかしく感じる時期であっても、映画を観ているときは無理に会話する必要もないですし、ある意味、デートの休憩時間として充てることができます。この点は、多くの中国人カップルが理解しているようで、映画でリラックスした後はご飯を食べに行き、その流れで夜景を見に行くのはハズレのない定番コースであるに違いありません。
大都市である上海を例に挙げると、浦東エリアにある上海地下鉄「陸家嘴駅」前には、黄浦江沿いにそびえ立つ有名な東方明珠タワーがあり、そのすぐ向かいにある「正大広場」という巨大モールにはカフェや映画館も備えていることから、デートの締めには河沿いの夜景を一緒に眺めるというお決まりのデートをスムーズに実現してくれるのです。
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2.ショッピングモール掛け持ち型デート
夏の中国は日本以上に暑くなることも少なくなく、電気代も考慮すれば、家で過ごしたくないというカップルも多くなります。この場合、中国カップルがよく実践するのがショッピングモールの「掛け持ち」です。
中国の首都である北京であれば、朝陽区エリアの大通りである「東大橋路」沿いのショッピングモールの掛け持ちデートは人気が高いと言われ、有名な「秀水街」「世貿天階」「北京僑福芳草地」「春平購物広場」など一気に楽しめるでしょう。
3.複数カップルで出かけるドライブ旅行デート1
女性の友達同士が、彼氏をそれぞれ連れ立って一緒にデートすることも中国人によくある光景です。特に、男性のいずれかがマイカーを持っていれば、都市部の喧騒から離れて楽しいドライブに出かけることができます。
中国には都市部周辺に多くの古い街が存在していて、にぎやかに観光地化していることも珍しくありません。上海で言えば青浦エリアにある「朱家角」、北京で言えば延慶エリアにある「永寧古鎮」などは中国人カップル達が必ず足を運びたい郊外デートスポットなのです。
4.都市部から離れて郊外の自然公園系デート
さて、中国の大都市に住んでいる中国人カップルは、週末くらいは大規模な自然公園でゆっくり歩きたいと思うこともあります。このような中国の郊外にある自然公園はその広さもあって人の密集も意外に少なく、時間を忘れて濃密な時間を過ごすことができるのです。
上海では、特に浦東エリアの最北部に位置する「浜江森林公園」が中国人カップルに大人気。敷地内は回るだけであっという間に時間が過ぎるほど広く、とにかく歩くのが好きなアウトドアカップルであれば、マイカーがなくとも朝から地下鉄とバスやタクシーを乗り継いでも行ってみる価値があります。
また、北京であれば「大運河森林公園」が中国人カップルのイチ押しの場所。何と言っても、海のない北京で水と自然を思いっきり感じることができる自然公園だからです。一度のデートで、きっと良い関係に発展することでしょう。
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5.落ち着いた雰囲気の博物館・美術館デート
中国の知的なカップルは、にぎやかすぎる場所でのデートをあまり好みません。とはいえ、図書館のような静かすぎる場所はデートしにくいこともあり、程よく静かな博物館や美術館などで有意義な時間を過ごそうとするのです。
上海で言えば、浦東エリアにある「上海科学技術館」が有名。ご家族連れも多いですが、デートスポットとしても最適な場所で、地下鉄で市街地からすぐに行けるのが人気の秘密です。
また、北京のアート好きなカップルのおすすめは「紅磚美術館」 という現代アート美術館で、定期的に新しいアート展を開催しているので何度足を運んでも楽しめますよ。
6.ネットカフェで1日中まったりデート
中国人の若い方はアニメや漫画が好きなことで有名であり、オタク同士カップルも数多く存在しています。そのため、デートプランもアニメや漫画を見ていたいというカップルであれば、ネットカフェや漫喫に午前中から一緒に行って夕方までそのまま過ごすということもよくあるのです。
最近は、ネットカフェでゲームだけに興じるカップルもいるほど。とにかく空調のあるスペースで何も考えずに一緒にまったり過ごすという脱力型のデートが10代の中国人カップルにはよく見られます。
7.一人暮らしの彼氏宅での料理作りデート
中国の女性はフルタイムの仕事を持つことが一般的であることから、普段は料理や家事をすることができない方も多いのです。そのため、彼氏が料理を作ることができれば、彼女からの印象もかなり良くなる傾向にあります。
実際に、中国の男性は料理好きな方も多く、カップルの場合、彼氏が一人暮らしであれば、彼の家で料理作りを兼ねたデートを楽しむケースもあるのです。男性とすれば株が上がりますし、女性も愛情をリラックスした環境で過ごせるのでこのように過ごすカップルは意外に存在します。
中国人カップルがより楽しくデートするための工夫
二人だけのものを一緒に買う
デートを通じて、二人の関係をより近づけるのが、二人だけが持つアイテムを購入する行為。ペアアイテムや、お互いが相手の名を刻んだアイテムをそれぞれ持つなど、お互いが特別な存在であることを明確にする工夫と言えるでしょう。
これは中国人カップルが大好きな手法であり、ある程度の関係になると精神的なつながりも求めるようになることから、「二人でいることの証」を作ることになります。また、お互い相手が変な行動に行かないようにバイアスをかけておく役割もあるようです。
デート後もSNSで余韻に浸る
また、中国人カップルも重視しているのが、デートを終えてもSNSやメッセンジャーを使って余韻に浸る流れ。デートを終えた直後は効果的であると認識している中国人男性も多く、特に女性を自宅の近くまで送ることができない場合にはフル活用されます。
逆に中国人女性の中にはデート後のやり取りがないと不機嫌になってしまうパターンもあるようで、中国人カップルにとってはデートの一部分であると見なされていることが分かるのです。
Vlogデート動画を作る
最近の流行が、デートそのものをVlogコンテンツとして動画を作成するパターン。しかし、意外に好まれるのが、作成した動画を公開せずにシークレットで共有することです。動画は作成すると通常は人に見せたくなるものですが、それをあえてせずに二人だけで楽しむという工夫をしています。
これは、関係をマンネリ化させないように活用している中国人カップルも多いのですが、普通に動画サイトにアップロードしてしまって両親や親戚に見られた場合、せっかくの良好な関係に水を差されることもあるためにそれを防ぐという目的もあるのです。
まとめ
デートは二人のためのものです。一緒にいろんな場所に行くことで、新たな価値観を発見することもできますし、結果的に関係がより深まっていきます。逆に言うと、二人が楽しくなるためのデートプランは、今後の関係のためにもお互いが積極的にどんどん提案すべきなのです。
本日紹介したデートプランや楽しむ工夫であれば、中国人カップルではなくとも、日本人が中国人とデートをする際にも、きっと良いコミュニケーションをもたらしてくれることでしょう。