建築学生が学業やプロジェクトにおいて必要とされる道具や持ち物は?
こんにちは!
建築士のだいきです!
今回は建築学生に必要な道具や持ち物について、記事を書いたので、見て頂いたら幸いです。
建築の歴史において、特に20世紀初頭に活躍した三大巨匠とされる「フランク・ロイド・ライト」「ル・コルビュジエ」「ミース・ファン・デル・ローエ」についても、記事をまとめたので、よかったら読んでください!
入学したばかりの建築学生にとっては、
重要な建築家の3人になるので読んで損はないと思います!
1.デジタルツール
ノートパソコンまたはデスクトップコンピュータ:
要件: CADソフトウェアやデザインアプリケーションを動かすのに十分な性能が必要です。特に大規模な建築モデルやプロジェクトを扱う場合は、高性能のプロセッサ、RAM、グラフィックスカードが重要です。
選択肢: インテルまたはAMDの最新のプロセッサ、16GB以上のRAM、高性能のグラフィックスカード(NVIDIAやAMD)を備えたノートパソコンやデスクトップが好まれます。メモリとストレージの拡張が可能なものも良い選択です。
グラフィックタブレット:
要件: 建築学生やデザイナーは、スケッチやデザインのデジタル化にグラフィックタブレットを使用します。感圧ペンや筆圧感知があると、描画がより自然になります。
選択肢: Wacom Intuos、Wacom Cintiq、iPad Pro(Apple Pencil対応)などが一般的です。プレスャブルレベルが多いものや、大きな描画領域を提供するものが、デザイン作業を向上させるのに役立ちます。
これらのデジタルツールは、建築学生がデザイン、モデリング、描画などの作業をスムーズに進めるのに役立ちます。また、学習やプロジェクトの進行において、柔軟性や効率性を向上させる役割を果たします。ただし、使用するソフトウェアやプロジェクトの要件によって最適なツールが異なるため、学校やプログラムのガイダンスに従うことも重要です。
2.描画・スケッチ道具
シャープペンシルと鉛筆:
シャープペンシル: 細かい線やディテールを描くのに適しています。また、芯が削れるため一定の細さを保ちやすいです。
鉛筆: 様々な硬さの鉛筆を用意することで、異なる線の質感や濃淡を表現できます。
スケッチブック:
小さなスケッチブックは、アイディアのメモや急なひらめきを素早く記録するのに便利です。大きなプロジェクトに着手する前に、コンセプトやデザインのスケッチを描いておくと良いでしょう。
消しゴムと修正液:
消しゴム: 誤って描いた部分や修正が必要な箇所を消すために使用します。特にデリケートなラインの調整に向いています。
修正液: ペンやインクを使用した場合に、誤って描いてしまった部分を覆い隠すためのものです。
これらの道具は、建築学生が手描きのスケッチや描画においてアイディアを形にし、デザインのコンセプトを詳細に検討する際に欠かせません。手描きの作業は創造的で直感的なプロセスを促進し、デジタルツールと組み合わせて幅広いアプローチを可能にします。
3.モデリング材料
フォームボード:
用途: 建築モデルを作成するための基本的な素材です。建物の外観や構造を立体的に表現する際に利用されます。
種類: フォームボードは異なる厚みや硬さで提供されます。厚いものは立体的なモデルの要素を作る際に使用し、薄いものは床や壁などの平面的な要素に向いています。
カッターナイフとカッティングマット:
カッターナイフ: フォームボードや他のモデリング材料を切り抜くのに使用します。細かいディテールや複雑な形状を作り出す際に役立ちます。
カッティングマット: カッターナイフを使用する際にテーブルや作業スペースを傷つけないようにするためのマットです。また、正確な切断を行うのに役立ちます。
接着剤と両面テープ:
接着剤: フォームボードや他の材料を接着するのに使用します。強力で耐久性があり、モデルのパーツをしっかりと固定することができます。
両面テープ: 特に細かい部分や細長い部材を接着する際に便利です。精密な作業に向いています。
これらのツールと材料は、建築学生が物理的なモデルを制作する際に不可欠です。モデリングはデザインの詳細を理解し、プロジェクトを立体的に視覚化するための重要なステップであり、これらの道具はそのプロセスをサポートします。建築学のコースやプロジェクトによっては、特定のツールや材料の使用法についての指導があるかもしれませんので、学校やプログラムの要件にも留意することが重要です。
4.計測具
スケールルーラー:
用途: スケールルーラーは正確な寸法測定に使用されます。建築図面やモデルの寸法を簡単かつ正確に読み取り、設計プロセスにおいてスケールを維持するのに役立ちます。
種類: メートルやフィートなど、異なる単位系のスケールルーラーがあります。建築業界では通常、1:50や1:100のスケールがよく使用されます。
コンパス:
用途: コンパスは円弧や曲線を描く際に使用されます。建築学生はプランやデザインにおいて曲線的な要素を表現するために頻繁に使用します。
種類: 固定式のコンパスや可変式のコンパスがあります。可変式のコンパスは半径を調整できるため、様々な曲線を描くのに適しています。
これらの計測具を適切に使用することで、建築学生は設計やモデリングにおいて正確な寸法を維持し、プロジェクトを成功裏に進めることができます。建築業界では精密さが重要であり、計測具の正確な使い方を学ぶことは基本的なスキルとなります。
5.デザインソフトウェア
AutoCAD:
用途: AutoCADは2Dおよび3Dの図面作成ソフトウェアであり、建築設計やプランニングに幅広く使用されます。寸法や詳細な設計図を作成するのに適しています。
特徴: レイヤー管理、寸法設定、3Dモデリングなどの機能があり、業界標準として広く採用されています。
SketchUp:
用途: SketchUpは直感的な3Dモデリングツールであり、建築家やデザイナーがアイディアを素早く形にするために使用されます。建築モデリングやコンセプトデザインに適しています。
特徴: シンプルなユーザーインターフェース、プラグインの利用、リアルタイムなプレビューなどがあり、初学者にも親しみやすいです。
Revit:
用途: Revitは建築設計、構造、設備などを包括的に取り扱うBIM(Building Information Modeling)ソフトウェアです。プロジェクトの共同作業やデータの連携が容易です。
特徴: モデリングと設計の一元管理、データの共有、変更の追跡などが可能で、大規模で複雑なプロジェクトに適しています。
Adobe Creative Suite(Photoshop、Illustrator):
用途: Photoshopは画像編集やデザイン、Illustratorはベクトルイラスト制作に使用されます。建築学生はこれらのソフトウェアを使用してデザインプレゼンテーションや視覚的な資料作成を行います。
特徴: フォトリアルなイメージの作成やグラフィカルな表現が得意で、建築デザインの可視化に効果的です。
これらのデザインソフトウェアは、建築学生がアイディアを具現化し、プロジェクトを効果的にコミュニケートするのに役立ちます。学校やプログラムによっては特定のソフトウェアの使用を奨励することがあるため、それに合わせてスキルを磨くことが重要です。
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6.建築ツール
ランシット(測量器):
用途: トランシットは地形調査や測量に使用されます。地面の勾配や高低差、建築物の配置などを正確に測定する際に重要です。
特徴: 光学的な測定器で、水平方向と垂直方向の角度を測定できます。高度な測定精度が求められる場面で利用されます。
建築スケッチングツール:
用途: 建築スケッチングツールは手書きによるスケッチやプランの作成に使用されます。アイディアの素早い表現やデザインのコンセプトの共有に役立ちます。
特徴: 専用のスケッチパッドや描画具を備えたツールがあり、簡便ながらも即座な発想の形成に寄与します。
これらのツールは、建築学生が設計やプロジェクトの初期段階から最終的な成果物の制作まで、さまざまな段階で活用されます。測定ツールは正確なデータを得るのに欠かせず、スケッチングツールはアイディアを視覚化し、共有するのに役立ちます。建築プロセス全体でこれらのツールを組み合わせて使うことで、クリエイティブで実現可能なプロジェクトを進めることができます。