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紙1枚

《食品商業》という主にスーパーマーケットなどに向けた月刊の業界誌がある。
その2025年2月号に、山梨のある商業施設で昨年12月に開催された「第2回コトPOP展」の観覧レポートが掲載された。

食品商業 2025年2月号の目次より

この「コトPOP展」は私のPOP仲間が主催していて、私も初回からPOPを提供したり応援していたのだけれど、この2回目は何故か「いま行かねば」と思い立ち、大阪から山梨まで参戦することに。
人生初の夜行バス、しかも日帰り往復…我ながら無茶するなぁと思ったけれど、自分の直感を大事にして正解だった。

2024/12/3 ラザウォーク甲斐双葉(山梨県)にて

このコトPOP展にはPOPを提供している方々も全国各地から大集合で、POPだけでなくご本人からもいっぱい刺激を受けた。
展示会場も盛況で、大成功。
でも何よりも主催者が用意したこの看板が全てだなぁと思う。

紙1枚
そこには売り手の熱い思いがつまっている


これが目に入ったとき、グッと来て、ちょっと泣きそうになった。
そう、そうなんだよ。
そしてその熱さを込めて書けているか、逆に自省する気持ちにもなったり。
この一文にいろんな感情が駆け巡った。

POPを書くのは仕事の一環でもあるけれど、やっぱり体調や気分によっては筆が乗らないというか、思考がままならない時がある。
それでも自分で自分を奮い立たせて、ペンを持って紙に向かう。
普段から誰に褒められるでもないし、この一文に私は報われた気持ちになった。
主催者の彼女も、これまでPOPに携わりながら、きっといろんな感情や体験を経てきたからこその言葉だと思う。
切磋琢磨できるPOP仲間の存在は大きい。

確かにPOPは1枚の紙。
だけど熱い思いが乗れば、見た人の気持ちを動かすパワーを持つ。
これからも売場に立って、商品やお客様を感じながら、思いを込めてペンを持ち続けたいなと思った1日だった。

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