ゼロからつくるミニマルなデザインデスク
はじめまして、都内に住むリョウマといいます。
今年度は行けませんが、半年に一度、建築デザインを学ぶためにヨーロッパを中心に20ヵ国を訪れました。
自粛期間に何かをデザインしたいと思い、北欧で感じた温かみのあるスタイリッシュなデザインをイメージしながら部屋をリノベーションをしました。2ヶ月間コツコツ作業し完成したので、今回はその1部分を紹介します。
ノートPCだけでの作業が非効率だと気づき、自分に合うリモート環境をはじめに作ろうと思いました。今後も大学では、リモート授業が継続されていくと聞いています。これから大学・専門に入学する学生や在宅ワークを検討されている社会人の方のお役に立て頂けたら幸いです。今回の制作予算は給付金の10万円を目処に構築しています。
Plan 今回制作した3つの家具
❶ Desk:快適なデスク環境←This topic
❷ Rack : 本や小物を収納できる棚
❸ Shelf : 服やプロジェクター・スピーカーを置く棚
全体のイメージが決まる⁉︎
デスク全体のイメージが決まると言っても過言ではない天板選び。自分でつくるのであればサイズ感や素材、色を拘りたいですよね。**
デスク制作にかかる作業時間…1.5〜2日**
作業工程
配置したい場所を図る→木材・大きさを決める→ホームセンターで木材を購入しカットしてもらう→ヤスリがけ→色を塗って組み立てる
・サイズ
作業する環境でもっとも大切なのが大きさ。市販のデスクでは部屋にちょうピッタリ収まる大きさはなかなかないと思います。大きなテーブルをつくるのであればあまりサイズを気にすることはないですが、自分のように限られたスペースにつくるとなると5cm単位で使い勝手が変わってきます。24インチ以上のモニターを置くのであれば、天板の奥行き50cmは最低限必要です。モニター画面から顔まで距離は50cm〜60cmが適正距離。2.5cmの厚さを選ぶべし。1.8cmの厚さのものが多く売られているが、重い物をデスクの上に置いた際に歪んでしまいます。
・素材
木材にも多くの種類があり、硬さによっては加工しづらい木材もあります。多くの天板はアカマツ・パイン材が使われています。今回選んだのは、ホームセンターで比較的加工しやすいラジアタパイン集成材を選択。棚も作る予定だったので、4m×50cm・厚み2.5cmのサイズを¥7500程でホームセンターで購入。
・色
ヤスリをかけるときは荒い目から細かい目の順番でかけると綺麗な仕上がりになります。ヤスリがけを終えたら、塗装です。今回塗料で利用したのはDIYでお馴染みのワトコオイルです。「ワトコオイル ミディアムウォルナット W-12 200ML」を購入したのですが、かなりのクオリティがでます!当方のデスクのサイズであれば200mlでたりました。色が薄かったら重ね塗りするべし。塗り方は、1回目は布やスポンジで塗り、2回目は耐水性ヤスリの目が細かいもので塗りながらヤスリます。この2回目の工程で一段と手触りとクオリティが上がりました。
機能と調和
Point
・配線の誘導でスッキリまとめる
・配線の収納
・統一感のある配色
・汎用性を兼ね備える
・ケーブルの誘導でスッキリまとめる
スッキリケーブルをまとめるためには、できる限り見せないことが重要。板に開口部を設けました。デスクと壁がつく面に凹みをつける事でケーブルが邪魔する事なくピッタリ壁にデスクをつける事ができます。地元のホームセンターで道具をレンタルし自分で開けました。加工手順はデスクの図を参照してください。ステップ1で穴をあけ、ステップ2で穴のカーブを利用して直線にカットします。
都心のハンズはカットしてもらえるサービスもあるそう。ハンズでなくても、複雑な加工でなければホームセンターでやってくれるところも多いみたいです。また、開口付近にケーブルホルダーをつける事で整理しやすいマグネットタイプがオススメです!そして、モニターアームにケーブルを収納できるものを選ぶと楽にケーブルを隠せます。ワイヤレス充電機も検討したのですが、寝ている間に充電するので当方の場合だと必要ないかな…
・収納 モニターアームの土台に穴が開いているので100円ショップに売っているメッシュのカゴを結束バンドで留めるだけで、机下のケーブルもスッキリ。メッシュのカゴなので、ケーブルとメッシュ部分にマジックテープの結束バンドを取り付けるとよりまとまります。
・統一感のある配色
次にインテリアを左右する配色についてです。インテリアにも黄金比率が存在し、3色に抑えるとセンスよく見えるとされています。当方の場合には【ウォルナット:ブラック:スペースグレー】を中心に配色しました。因みに色の配分ですが、左から順に【7 : 2.5 : 0.5】の配分で分割すると調和のとれた配色になる。
・汎用性を兼ね備えるPCデスク
PCデスクの用途だけでなく、多様な使い方をしたいですよね。例えば勉強の書き物や読書、映画視聴で飲食物を置いたりなど… そうなると手前に置いているキーボードやマウスが邪魔になるため、容易に動かす必要があります。なので、マウス・キーボードはBluetoothの物を使用すると移動した時に机の上で絡まるストレスもなくスッキリします。
費用
Amazonの商品レビューを参考に購入しました。
※テーブルの脚など新品のものをオークションサイトなどで安く購入しているものもあるので、ご参考程度にお考えください。天板はホームセンターで購入。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございました!デスクを自作してみて…自身で制作し使用してみるとサイズ感を通して1cm単位の大切さを肌で体感する事ができました。もちろん、愛着も湧いてきます。毎日、作業に向かいたくなるような快適なデスク創りは、お金では買う事ができない価値があると思います。皆さんも自分に合うワークデスクを作ってみてはいかがでしょうか。次回は制作した二つ目の家具(棚)を書かせていただきます。