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#掌編小説
鉱石少年と不思議なカード3
「またあの店に行ってみようよ、蛍石」
好奇心に瞳を輝かせながら、水晶が言う。
僕ももちろんと答えた。
「そうだね、水晶。まずはこのギャザリングブックを仕上げようか」
明日の午後の予定が決まった僕たち双子は、少女のアルファベットカードをページの中央に貼り付けたのだった。
翌日の午後、僕は双子の片割れの水晶と一緒に、自転車に乗って町へ出かけた。
春の日の、記憶を辿ってぐるぐると、大通り
「またあの店に行ってみようよ、蛍石」
好奇心に瞳を輝かせながら、水晶が言う。
僕ももちろんと答えた。
「そうだね、水晶。まずはこのギャザリングブックを仕上げようか」
明日の午後の予定が決まった僕たち双子は、少女のアルファベットカードをページの中央に貼り付けたのだった。
翌日の午後、僕は双子の片割れの水晶と一緒に、自転車に乗って町へ出かけた。
春の日の、記憶を辿ってぐるぐると、大通り