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「はな」との距離の取り方

船橋の母親の家から逃げて、名古屋より連れて帰ってから、我が家の一員となった小桜インコの「はな」。

1年半前に買ったとき、数日遊んで以来、私とは会っていない。
ペットを飼うのは子供の頃以来、正直、どう付き合ったらよいのか、よく解らない。

懐いてはくる。姿が見えなければ鳴いて呼んでいる。
放せば肩に乗ってくる。可愛い。
しかし、指、腕、首、耳、鼻と、とにかく噛んでくる。唇は痛くてたまらない。出血、傷が増えていく。

どうしたものかと、ネットで「噛み癖」の直しかたを調べた。
噛んだときは叱る。手は出さない。放さない時は息を吹きかけると放す。
そうか、と息を吹きかけたら、思い切り唇を噛まれた。

うーん、考えを改めよう。噛むのが悪いのではなく、噛まれるのが悪い。
この暑い最中、首にタオルを巻き、長袖を着込む。

さて、なるほど、肌が隠れると噛まないものですねえ。
そして、褒めて、ほめて、良い言葉をかけ続けていたら、素直に籠にも入る。

いきなり距離を縮めようとしていたのが間違えだったようだ。少しずつなのだな、と。
初めてお腹を触らせてくれた。嬉しい。
撫でころになるまで、距離を縮められるだろうか?
ゆっくりと、根気で仲良くなっていこう。はな。

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