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【無料】米国経済、個人消費は減速しているが強い

投資猫レイです。

今回のテーマは、米国の個人消費です。

個人消費は米国のGDPの約7割を占める最大の項目です。すなわち、米国経済の行末は個人消費に掛かっていると言っても過言ではありません。


まずは、個人消費者のセンチメントを捕捉する指標、消費者信頼感指数を確認します。

Source, Edward Jones

上のチャートの通り、米国の消費者信頼感指数は低下基調です。この背景には、インフレや金利上昇、労働市場の鈍化などがあると見られます。

一方で、消費者信頼感指数は依然として節目である100を上回っています。

したがって、消費者センチメントは、一時期ほどの強さはなく減速傾向ではありますが、まだまだ強いと言えます。


次のチャートは、サービス業に対する消費者支出(前年比変化率)のチャートです。

Source, Edward Jones


サービス業に対する個人消費は、減速傾向にありますが、依然として堅調であることが分かります。

コロナ禍後に旅行や外食といったサービス業への支出は爆発的に増加しました。その勢いはまだまだ減速しきってはいないのです。


結論として、個人消費が堅調であることから、米国経済は暫くの間は堅調さを維持すると見られます。

急速な利上げの効果が顕在化することによって景気は減速すると見られますが、せいぜい緩やかなリセッションに留まる可能性が高いです。

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