【無料】米国債券、利上停止で魅力的な投資先になるか
投資猫レイです。
今回のテーマは、利上停止環境下での米国債券のリターンです。
先月の利上げでFRBは、一旦、今回の利上げサイクルを終了し、様子見ステージに入る見通しです。
経済指標は軟化傾向にありますし、金融システム不安も完全に終息しているとは言えないことが理由です。
上のチャートは、過去の利上停止後の米国債券の平均リターンを示します。
・地方債(水色)は、利上停止後12ヶ月で平均リターンは32%
・投資適格債(青色)は、利上停止後12ヶ月で平均リターンは27%
・TBill3ヶ月物(赤色)は、利上停止後12ヶ月で平均リターンは13%
米国債券は、利上停止後に、歴史的に良好なリターンを上げていることが分かります。
この背景は2点です。
・利上停止後には、米国経済がそれまでの利上げによって悪化することから、安全資産と見做される債券に資金が集まった
・その景気悪化を受けて、FRBは事前に織り込まれていた以上の利下げに踏み切ることが多かった
現在、短期金融市場は年内の利下げを織り込んでいますが、インフレ率の絶対値を考えると、利下げは早くて来年だと考えています。
したがって、米国債券への投資はまだ待ちだと見ています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?