#084 マムシ食ってみました
先日の新年会で、マムシ食った!
未知なる世界は、
リスクを理解した上で体験する事は楽しい。
恐る恐る食べてみたが、
調味料何もつけてないのに、味が濃い!
パリパリで、旨味が凝縮されている!
例えるなら、エイヒレ。
栄養的には、疲労回復や活力が高揚する必須アミノ酸、タウリン、カルシウム、各種ビタミンが豊富に含まれている。
あと、やはり皆さんは気になるのは、
強精成分が含まれていること。
調べてみると、末梢血管ごとに下半身の血管を拡張し、性ホルモンの分泌を高め強精効果を発揮するカルノシンやスペルミンなどが含まれているらしい。
プラセボ効果もあるかもだが、
なんだか元気になった気がした(シランガナ(笑))
マムシを食べることは、一部の地域や文化では行われている伝統があるが、いくつかのリスクが伴うので注意!!!
そのリスクを理解しておくことが大事。
気をつけるべきは、毒と寄生虫。
◾︎マムシの毒
マムシの毒は、主に出血毒であり、少量の神経毒も。
人間が噛まれた場合、毒は局所的で身体全体には回らないため、死亡率は高くはないですが、日本では年間約3000人がマムシに噛まれ、その中で5~10名程度が死亡している。
噛まれた時の症状には、激しい痛み、出血、腫脹(しゅちょう)があり、1~2時間以内にはめまい、吐き気、発熱などが現れることがある。
毒の分泌量は少ないものの、毒性自体は非常に強く、ハブの2~3倍はあるとされている。
噛まれた場合の対処法としては、すぐに医療機関に行き、マムシの抗毒素血清が投与されることが一般的。噛まれてから6時間以内に治療を受けることが推奨されているので、スピードが大事。
また、素人による切開や毒素の吸引は避け、咬傷より心臓側を軽く縛るのが良いらしい。
マムシに噛まれた際は、安静にしてできるだけ早く医療機関に受診することが重要。
予防としては、マムシが生息する可能性のある場所では注意深く行動し、適切な服装をすることが効果的。
◾︎マムシの寄生虫
気をつけるべきは、顎口虫症(がくこうちゅうしょう)
顎口虫の幼虫が寄生した中間宿主を生食することにより感染する疾病。人間が感染すると、幼虫は成虫になることができず、皮下を移動し続け、移動性の浮腫などの症状を引き起こす。まれに腸管出血、腸閉塞、心筋梗塞などが報告されている。
治療には外科的摘出やメベンダゾール、アルベンダゾールなどの内服薬がありますが、予防は淡水魚、爬虫類、豚肉の生食を避けること。
顎口虫は冷凍状態でも一定期間生存するため、食品の適切な処理と調理器具の洗浄が感染予防に役立つ。
マムシを食べるために大事な事は以下の通り。
◾︎食べるために気をつけること
・マムシの毒は70℃で5分間、または100℃で1分間の加熱で失活
・毒牙や内臓を含む危険な部分は取り除き、十分に加熱して調理
・寄生虫のリスクを避けるためにも、生で食べずに十分な加熱が必要
これらの情報を踏まえた上で、マムシを食べる場合は自己責任で!!!
また、食べる前には専門家の意見を求めることをお勧めする。(今回は専門家が近くにいたので実行出来ました)