期待値調整の仕方について

この記事はノウハウをまとめた記事ではないということを前提にお伝えしておく。単純に期待値調整ってどうやるのがいいのだろうと思ったのでまとめておく。

最近、ある上司がキレられているのを見て「この人期待値調整下手だなぁ」と思ったからこの記事の執筆に至っている。(私の性根が腐っている点については、見逃していただきたい。)

1. 期待値調整とは

私が言う期待値調整とは、確率とかの話ではなくて仕事における期待値調整のことである。「相手が求めることを自分の理解に落とし込んだ上で、自分がやるべき仕事の成果物のイメージを共有」したり、「自分が求めることを相手に伝え、相手からのアウトプットがどうなるのか見積もる」みたいな感じだ。

2. 期待値調整の難しさ

期待値調整は想像以上に難しい。相手が求めているものが全て細かく言語化されているわけではないし、コミュニケーションがある以上やっぱり行き違いは起きてしまう。

「2、3ヶ月自分で苦労して作ったものが相手の求めているものではなかった」なんてのは、期待値調整がうまくいってない証拠なのではと思う。

3. どうやって調整していくのか

簡単に解消できる問題でもないけど、自分がいつもやっていることをまとめる。

3-1. チャット・メールだけで会話しない

企業内でのコミュニケーションツールとして、メールやチャットが利用される機会も多くなった。便利だが、会話が抽象的になりやすいという欠点があると思っている。チャット・メールを介すと、だらだらと長い文章を書くのは気が引けて、要件がまとまった文章を書くようになる。が、要件がまとまっているが故に自らの感覚値による解釈が大きくなるという点がある。

私が細かい要件をまとめる際には、口頭で話すようにしている。口頭の方がスムーズに話が進むし、細かい点まで突っ込んで話ができる。チャット・メールは口頭での会話のあと、議事録として相手に送るために利用している。

3-2. 定例的な会話の機会を設ける

長いスパンでのプロジェクトであれば、定期的に会話する時間を設けた方がいいと思っている。そこで会話すべきは、今全体から見てどのくらいの進捗なのか、いつ終わるのか、自分が感じている課題感などである。途中でもいいから、実際に作成途中のもの・プロトタイプを見せるのもいいかもしれない。

特に会話すべきは、自分の上長やクライアントといった関心の高いステークホルダーである。定期的な会話の場で「ここを修正してほしい」と言われてもなんとか取り返しがつくことがある。軌道修正はできるだけ早めにしておくべきだ。

3-3.  怖気ない

これは人によってできるできないはあるかも知れないが、発言や発信を怖がらないようにしている。恥ずかしがらないもこれに含まれるかもしれない。

「自分はこう思ってるんだけど、これでいいんだろうか」とか「聞いたら馬鹿にされないか」とか思ったりすることもある。けど、怖がらずに発信しないといけないと思う。(若干根性論なところがあるが。。。) 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」である。

まとめ

私が意識して行っているのはこれくらいだ(もっとやってると思ってたはずだけど)が、意識するだけで実際の仕事の出来も、相手からの印象も大分違うと思っている。他にもいい方法があれば追記していきたい。

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