博物館・美術館の記録(2)「第9回 日展」に行った感想(京セラ美術館)
はじめに
こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。
今回は京セラ美術館で開催中の日展の感想文です。
日展は二年前に初めて行き、今年で三年連続行ったことになります。
今回も面白かったので、忘れないうちに感想を残しておこうと思います。
という、一年前の下書きを発掘したので供養します。
感想
まず入って最初に目が惹かれたのがこの作品です。
一瞬写真と見紛うほどの精巧さです。
今回最も印象に残ったのはこちら。
白い百合が目を引きますが、その後に背景色に近い茶色の枯れた向日葵に目が向きます。
俯瞰して構図を見ると、メインのように見える白い百合はやや左に描かれており、向日葵の影が左上に傾いていることで自然と右に視線が誘導されるような気がします。そこで朽ちたものを見て、百合も少しずつ枯れてゆくことが意識せられます。その後で左の余白が気になり、後ろにある木材も、かつては生きている木だったことに気が付きました。そして台の木材も勿論。後ろの木材と台の木材は違うということもわかります。
この着物の描き方、見覚えがある!と思って去年の写真を見返すと、やはり同じ方の作品でした。
とても美しいです。
こちらの作品は見た時に、「この顔去年も見た!」と思いました。
まさかと思って調べると、やはり同じ顔の方が同じように横顔で描かれていました。勿論作者も同じです。
なんと形容して良いのかわかりませんが、この横顔がとても美しいと思って印象に残っていたのです。
これが顔の好みというやつなのでしょうか?(笑)
同じ作者シリーズです。
こちらは去年最も印象に残った緋色の網の作品と構図や色の使い方が似ているなと思って調べると、やはり同じ作者でした。インパクトがあります。
どちらかといえば去年の真っ赤な作品の方がインパクトを感じました。
これを見て一言、「古代のヤンキー」と思いました。すみません。
ゆるゆるな感じが素敵です。
これを見て一言、「立って寝るタイプの人」と思いました。すみません。
写真で見るといっそう吸い込まれるような感じがします。
これを見て一言、「サーフィンをするお花」と思いました。すみません。
おわりに
以上、特に印象に残ったものを列挙してみました。
一年前の作品でも意外と覚えていたりするので、やはりそれは作品がすごいということなのだろうなと思いました。
次回は作者のお名前も確認してから観ようかなと思いました。
ということで、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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