アラヤシキ │ アラヤ公式note

AI開発や脳研究を手掛けるアラヤの公式note。 ビジネスとサイエンスが融合する現場か…

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AI開発や脳研究を手掛けるアラヤの公式note。 ビジネスとサイエンスが融合する現場から、働く人々やプロジェクトの様子をお届け。 https://www.araya.org/

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未来を見据えた課題解決を目指す──JVCケンウッド「未来創造研究所」

 アラヤでは「人類の未来を圧倒的に面白く」を目標に、人工知能(AI)・脳神経科学の研究・研究開発支援「NeuroHatch」を提供している。この研究開発支援のねらいについて、研究開発部のプロダクト開発マネージャー・蓬田幸人は語る。 「アラヤはこれまでも、生体信号を使った新たなテクノロジーやビジネスを創出しようというチャレンジを行ってきました。そうした我々の知見を生かして企業やアカデミアの支援を行うことがサービスの目的となります」  こうしたアラヤの研究開発支援サービスを使っ

    • 画家のAIと一緒に絵をえがく Let's paint a picture with Generative AI-ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス STEAM Fair 2024- レポート

      こどもが画家のAIと一緒に絵を描く!近い未来にあるかもしれない日常の一コマを垣間見る、そんなイベントになりました。  2024年3月に開催されたローラスインターナショナルスクールオブサイエンス STEAM Fair 2024にて、Visionary Lab出展のこども向けのワークショップとライブペインティングが大盛況のうちに終了しました。イベントの延べ入場者数は4000名を記録し、AIの技術と創造性が融合する魅力的な瞬間を多くのこどもたちが体験しました。 Visionar

      • 畜産・農業分野におけるAIの活用

        ※本記事は2023年〜2024年にかけて日刊工業新聞にて連載していた「脳×AIで切り開く未来」を再編したものです。 画像認識で養殖マグロ管理 養殖マグロの個体数はあくにAIの深層学習による画像解析を活用 金井:今回は、現代の第一次産業にAI(人工知能)がどのような影響を及ぼしているかを記していこう。  第一次産業といっても農業、畜産、漁業とその内容は多岐にわたるが、国民の生活を支える重要な職種である。ただ、自然と深く関わる仕事であるため、気候変動や疾病といった、イレギュ

        • 防災・インフラ分野におけるAIの活用

          ※本記事は2023年〜2024年にかけて日刊工業新聞にて連載していた「脳×AIで切り開く未来」を再編したものです。 安全・作業効率向上 金井:アラヤ(東京都千代田区)においてAI(人工知能)の研究、開発をしてきた私が、ここ数年実感していることがある。それは、以前に比べてAIに対する社会のリテラシーが上がってきたことだ。  これまで私のような立場の人間としては、事業を紹介する際に、そもそもAIが行える画像認識とは何か、ディープラーニング(深層学習)とはいかなるものか、という

        • 固定された記事

        未来を見据えた課題解決を目指す──JVCケンウッド「未来創造研究所」

          自動車分野におけるAI技術の活用

          ※本記事は2023年〜2024年にかけて日刊工業新聞にて連載していた「脳×AIで切り開く未来」を再編したものです。  科学を専門とする仕事柄、いわゆるサイエンス・フィクション(SF)作品に触れる機会がある。多くのSFにはそれぞれ理想の未来像が描かれているのだが、取材やシンポジウムで「専門家から見て、本当に実現するのですか?」などと質問され、返答に困ることもある。とはいえ実際、描かれる世界にリアリティを感じる作品と出会い、未来の姿をありありと見ているかのように思う時がある。

          自動車分野におけるAI技術の活用

          流体・空調分野におけるAI技術の活用

          本記事は日刊工業新聞にて連載している「脳×AIで切り開く未来」を再編したものです。  これまで、AI(人工知能)とニューロテックがもたらすイノベーションの数々、そして私とアラヤ(東京都港区)が取り組んでいる研究の概論を記してきた。今回からは、日本の各産業におけるAI技術導入の現状と、未来像について触れていく。 流体解析の弱点、ピンポイントで補助。自動車開発向け新サービス 今年7月5日〜7日の3日間にわたり、愛知県常滑市の愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で「

          流体・空調分野におけるAI技術の活用

          医療・ヘルスケア分野におけるAI技術の活用

          本記事は日刊工業新聞にて連載している「脳×AIで切り開く未来」を再編したものです。  これまで、AI(人工知能)とニューロテックがもたらすイノベーションの数々、そして私とアラヤ(東京都港区)が取り組んでいる研究の概論を記してきた。今回からは、日本の各産業におけるAI技術導入の現状と、未来像について触れていく。 日本は健康情報の宝庫 まずは医療分野から述べていこう。まず、当然のことながら、AIで高精度な分析を行っていくには、サンプルが多数であればあるほどよい。実は、そうした

          医療・ヘルスケア分野におけるAI技術の活用

          自由エネルギー原理の一部に対する技術的批判

          金井:この研究のモチベーションはライフワークの意識研究にある。生物や物理的なシステムが外界のモデルを持っているかをどうやったら数式的に定式化できるかという興味が起点になっている。脳だったら外の世界のモデルを持ってるが、定式化することで細胞とかアメーバなどがそいうものを持ってるかどうかを議論できるようになる。 Fristonの自由エネルギー原理に関する論文の中にヒントになるものを見つけた。彼のLife as we know it.という論文は「生命のように自分を保存するメカニ

          自由エネルギー原理の一部に対する技術的批判

          自律AIで建設機械を自動化〜2024年問題に立ち向かう〜 後編

           本記事は日刊工業新聞にて連載している「脳×AIで切り開く未来」を再編したものです。 ↓↓↓前編はこちら↓↓↓  こうした新たな技術が次々と取り入れられようとしているなかで、アラヤは建設業界のタスクのさらなる効率化、省人化を目指し、自律AIを用いた建機の自動化を目指して研究を進めている。  操縦の自動化というと、まっさきに自動車を思い浮かべる方が多いだろう。実際に、部分的に運転を自動化するハンズフリーと呼ばれる自動運転レベル2を超え、条件付きでドライバーに周辺監視を必要とし

          自律AIで建設機械を自動化〜2024年問題に立ち向かう〜 後編

          自律AIで建設機械を自動化〜2024年問題に立ち向かう〜 前編

           本記事は日刊工業新聞にて連載している「脳×AIで切り開く未来」を再編したものです。  働き方改革関連法によって、2024年4月より建設業界に時間外労働時間の上限規制が施行されることとなった。特に就労者の高齢化が進み、後継者不足に悩むと言われるこの業界にとって、この「2024年問題」は喫緊に解決しなければいけない問題である。そこで生産性向上のために、先進テクノロジーを導入しようという動きが急速に進み始めた。  国土交通省は2015年から「i‐Construction」を提

          自律AIで建設機械を自動化〜2024年問題に立ち向かう〜 前編

          人とアンドロイドの関係性/ エンジニア 弓場亮介

          初回は新規事業開発部の弓場亮介 (ゆばりょうすけ)さん。エンジニアとして活躍する弓場さんに影響を受けた作品を聞きました。 ——弓場さんにとって印象的な作品はなんですか? 特に印象に残っているのは「イヴの時間」というアニメです。幼い時からガンダムやコードギアスは見ていましたが、ロボットに対しての見方が変わったのはこの作品です。 ——どんな作品なのでしょうか。 人型ロボット、つまりアンドロイドが社会実装されて間もない近未来の話です。さわりだけ紹介すると、主人公は家事用アン

          人とアンドロイドの関係性/ エンジニア 弓場亮介

          シキ -1-

          金井: 生まれた時から現在まで辿っていく企画ということだが、過去を振り返ってもそうそう思い出す出来事などないことに気づく。 そもそもこれは誰が読むのかと問うたところで、目の前の編集者に「まぁまぁ」となだめられるだけだ。アラヤシキ初回のコンテンツがこれでいいのか疑問ではあるが、思考の整理になると自分に言い聞かせて取り組みたいと思う。含蓄の有無に関わらず、思いついた記憶をマイペースに語っていく。 あらかじめ述べておくが大きな期待はしないでほしい。 私は東京都の墨田区で生まれ

          アラヤ公式note「アラヤシキ」はじめました。

          「アラヤって何の会社?」と度々聞かれることがあります。 AIを開発している会社 脳や意識を研究をしている会社 ムーンショットで活動している会社 どれも正しいのですが、この説明ではなかなか表しきれないという思いがありました。 アラヤではセールスやエンジニア、神経科学者や数学者などさまざまな人たちがそれぞれの専門性を駆使して活躍しています。そしてリサーチャーとビジネスマンが集うこの場所はラボでも企業でもないある種ユニークな生態系を築きつつあります。 アラヤの技術やサー

          アラヤ公式note「アラヤシキ」はじめました。