体重移動 軸移動
体重移動とは、
テークバックしてトップで右足に乗った体重を、切り返しの初期動作の下半身から順に左足のかかとに踏み込み、フィニッシュで左足に乗るまでの動きによって体重のパワーを使うためのテクニックです。
アイアンなどの、地面の上に直接あるボールの体重移動はスタンス幅に大きく関係しています。
14本のクラブの中間の6アイアンや7アイアンのスタンス幅は、一般的に肩幅程度ですが、テークバックからトップに右足に体重が乗った状態は、頭半分程度が身体の軸が移動します。
ダウンスウィングでの左足の踏み込みも、頭半分程度の踏み込みが理想で、過剰な体重移動はスウエーの原因になります。
コースでのアイアンのショットは距離感とターゲットを正確に狙うことが重要なので、野球の長距離ヒッターのような体重移動は必要無く、頭半分程度の体重移動でも十分なパワーを出せるので、この頭半分の体重移動を、場合によっては軸移動と説明、解釈されることもあります。
アイアンは、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアン、それぞれ長さが違うので、長くなればスタンス幅は広くなり、短くなればスタンス幅は狭くとる事がセオリーで、このクラブの長さのスタンス幅によっても体重移動の距離は変わって来ます。
ドライバーのティーアップしたショットでは、ビハインドザボールという頭を重りとしたテコの原理の力の使い方の理論で、インパクト、フォローまで右足に乗ったまま振りぬくテクニックを使いたいので、フィニッシュでは左足に完全に体重移動しますが、左足に踏み込んで移動するのはフォローからフィニッシュにかけての動きになります。
アイアン、ドライバー共にフィニッシュで左に体重が移動していれば十分にインパクトゾーンでクラブが減速することなく加速して振り切れるので、自分がどのくらいスウィング中に頭や上体の軸が動いているかは練習でビデオに録画して確認してい置きたいポイントです。