ピカチュウ アフタヌーンティー~6月からストリングスホテル名古屋で開催
世界中で愛されるポケットモンスター。ストリングスホテル名古屋(名古屋市中村区)は6月1日から「ピカチュウ」をモチーフにしたアフタヌーンティーを開催します。8月31日までの期間限定です。
■主なスイーツ
5月10日の試食会では、パティシエの皆さんが担当したスイーツやセイボリーについて紹介しました。
スイーツを担当したパティシエ足澤幸弥さんは、幼少期よりポケモンファン。ピカチュウのかわいらしさをどう形にするかを工夫したといいます。
「見た目だけではなく、食感でも楽しんで頂けるような仕掛けをしています」
ピカチュウの顔が描かれたロリポップチョコレートは、かむとパキッと歯ごたえもありました。
3段のスタンドに7種類のスイーツがのっています。なかでも、足澤さんは先行開催の「ザ ストリングス表参道」(東京)にない名古屋限定スイーツとして、「ピカチュウと真っ赤なリンゴ」を自信作に挙げました。ラズベリーソースで仕上げた真っ赤な「リンゴ」をモチーフにして、パッションフルーツの酸味があるムースと濃厚ショコラを組み合わせた一品です。リンゴから顔を出すピカチュウがとてもキュートです。
■セイボリーは電撃の味?
森で暮らすピカチュウが木の実を電撃で焼いて食べているというイメージから、ピリピリ感を唐辛子で表現したスモーブロー。黒い竹炭パンと黄色菊を使用し、上に赤いビマンデスペレットという唐辛子を添えています。「ピカチュウの電撃を感じてほしい」という狙いもあります。
■「ポケモンとまなぼう」読売新聞の連載
私は毎日のようにポケモンを見ていました。読売新聞朝刊に5月8日まで「ポケモンとまなぼう 熟語大百科」が連載されていたからです。熟語の意味が子どもにわかりやすく書かれています。
例えば、220回目の最終回は「達者」。意味は「元気(げんき)に過(す)ごしている様子(ようす)。また、わざなどがすぐれていて、上手(じょうず)なことを言(い)うよ」とありました。
イラストもあり、この日はバリアーポケモンの「バリヤード」でした。説明書きには高さ1・3㍍、重さ54・5㎏、「パントマイムの達人(たつじん)」とありました。
読売新聞がポケモンシリーズを始めたのは2009年3月。「ポケモンといっしょにおぼえよう!」は2200回続きました。2018年5月から「ポケモン スポーツ大百科」が始まり、オリンピック競技や大相撲などがポケモンのイラストとともに掲載されていました。
新聞社にはよく、おじいちゃんと思われる男性から電話がありました。「きょうのポケモンはどこに載っているのか」と。2面や運動面など日によって掲載ページが異なっていたためです。
おそらく、いや間違いなく、お孫さんのために必死だったのだと思います。新聞社が子どもの活字離れを食い止めようと始めたシリーズでしたが、ポケモンは祖父や祖母を巻き込むというモンスターぶりを発揮していたようです。
■好評につき追加予約
ポケモンのアフタヌーンティーは、3月27日に発表した企画ですが、数日で席が埋まる人気ぶり。5月10日の試食会では、好評につき追加予約を受け付け、席の増設が発表されました。
会場はホテル1階のジリオン。円卓を追加して、1回に十数人ほど増やせそうです。カップルや家族ごとに着席するので、和気あいあいで「ヌン活」を楽しめそうです。
広報担当の石川総一郎さんによると、これまでのアフタヌーンティーは若い女性客が大半を占めてい多層ですが、今回は親子三世代で楽しめるようにピカチュウを起用したといいます。
「ポケモンとまなぼう 熟語大百科」の202回目は「鉄人」。ポケモンのイラストは「ハガネール」です。説明書きには、こうありました。
「料理(りょうり)の鉄人(てつじん)」のように、ある分野(ぶんや)で特(とく)に優(すぐ)れた力(ちから)を持(も)つ人(ひと)を指(さ)すこともあるんだ。
ピカチュウを起用して、見映えも食感にもこだわったパティシエたち。さしずめ、「ヌン活の鉄人」ということでしょうか。
(2023年5月14日)
※開催日はストリングスホテル名古屋のホームページで要確認。基本の商品ブランは■アフタヌーンティー 平日5200円、土日祝日5650円(消費税・サービス料込み)。このほか、パスタ付き、ドリンク付き、パスタ+ドリンク付き、オプション商品など。