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レゴランド春イベント~名古屋は子ども向けレジャー施設の集積度「満開」
名古屋市港区金城ふ頭にあるテーマパーク、レゴランド・ジャパン。3月17日スタートした春イベント「スプリング・ブリック・パーティ」の先行取材の報告と「灯台下暗し」の気づきレポートです。
レゴランドをはじめとして、名古屋は子ども向けのレジャー施設が集積していると気づきました。
レゴランドから歩いてすぐの所にあるリニア・鉄道館、コアラのいる名古屋市東山動植物園、皇帝ペンギンとシャチが人気の名古屋港水族館、ギネス世界記録に認定された名古屋市科学館プラネタリウムドーム、名古屋近郊にあるジブリ・パークなどなど。
なかでも、名古屋の冠がついていないこともあり、「名古屋にあることを認識してほしい」(本多良行社長)というレゴランドを久々取材しました。
■ミニランドとビッグランド
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レゴランドの見どころのひとつは、ミニランドとビッグランドの視覚差の妙味。レゴブロックで作った名古屋城などのミニチュアのエリアへ立ち入りできるミニランド。通路から見ているだけでも楽しめるエリアですが、春限定でフォトスポットとして入ることができます。自分が巨人になった気分を味わえる空間でした。
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そして虹色のトンネルをくぐると、そこは超巨大なレゴブロックが置かれたビックランドです。縦3.6㍍、横1.8㍍、高さ1㍍の巨大レゴブロックが3カ所配置されています。一転して自分が「ちっちゃく感じてしまう」というエリアです。
■レゴランドの目的
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「遊びを通して学ぶこと」。本多社長は、レゴランド・ジャパンが名古屋にあることを知ってもらうことや、お子様のテーマパークであることと並んで掲げていることです。
春イベントでは、レゴブロックを使った四つの体験ゾーンが設けられました。そのうちのひとつのストーリーは…。
「レゴシティの高層ビルで事件が発生し、警察官のキミは、救出BOXを組み立て、子ども(人形)を救出してジップラインを使って時間内に警察署へ送り保護する」というミッション。
私も挑戦しましたが、救出BOXの組み立てで時間オーバーに。それでも、本多社長が強調している「レゴ好きじゃなくても楽しめる」ということが実感できるエリアです。
■名古屋めし提供
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レゴランド・ジャパンの周囲には、名古屋めしのお店がほとんどありませんでした。そこで登場したのが和食レストラン「彩(いろどり)」。地産地消が基本で、愛知県の三河一色のウナギを使ったひつまぶし(3500円)をはじめ、ナゴヤコーチン、三河ポーク、蒲郡みかんなどの地元食材を使ったメニューが用意されています。子ども向けのプレートには、名古屋らしいエビフライも。
■子どもが楽しめる街・名古屋
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久々のレゴランド取材は有益でした。名古屋に住んでいると気づかなかった宝物を見つけたからです。レゴランド以外にも集積度「満開」の子どもが楽しめて、学べる施設の宝庫です。
名古屋エリアにある施設と行政が協力して、「レゴランドの次はリニア・鉄道館と水族館」など各施設を巡ってもらえるような仕掛けを工夫したいものです。
子どもたちが親や祖父母と連れだって名古屋の施設を周遊できるコースづくりも必要です。子どもたちは、親世代になったときに再訪してくれるのではないでしょうか。
(2023年3月27日)