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愛知県産トマト使った麻婆丼発売~イオン東海管内で大学生が考案

 愛知県のお米とトマト、豚ミンチ、愛知特産八丁味噌を使った「愛知県産トマト使用の麻婆丼」(税込み537円)が2024年4月24日、イオンリテール東海カンパニー管内の33店舗で発売がスタートしました。
 早速買って食べてみました。日頃、なじんだ四川麻婆豆腐の辛さはありません。八丁味噌のうま味と甘味、トマトの酸味があいまって食べやすくなっていました。お米は愛知の「大地の風」。冷めてもおいしいお米でした。
■農学連携
 考案したのは名古屋学芸大学(愛知県日進市)の学生です。JAあいち経済連とイオンリテール東海カンパニーが地元農産物の娼婦拡大を目指して5月21日までに期間限定商品として企画しました。テーマは「愛知県産のお米・豚肉・野菜を使用したお弁当」。名古屋学芸大の管理栄養学部の学生対象にコンテストを実施して、麻婆丼のレシピが採用されました。
 豆腐ではなく、厚揚げを使ったので、満足感がありました。同経済連では「学校や仕事、子育てに忙しい方からシニアまで幅広い世代に合うように工夫した」といいます。
 学生にとっても期間限定とはいえ、商品化されたことで、日頃の栄養学の成果が消費者に評価される良い機会となります。
■地産地消のお弁当
 食料自給率を上げていくためにも、お米の消費や国産小麦の消費が不可欠です。エサ代高騰のなかで、国産飼料に注目が集まっているので、畜産も自給率に貢献できます。
 なにより、地域でとれた安全・安心な野菜やお米をいただくことができます。「地産地消弁当」の流れは、農家の栽培意欲にもつながります。
 外食が怖いのは、国内製造であっても、材料が国内のものかどうかわからない点です。国産のものを一定割合使っている店に許される緑色の提灯のように、地産地消を明確に打ち出させる自信作を今後も期待しています。
(2024年4月24日)

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