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narimiについて

僕の大好きなアルバムを紹介したい!

ということで大人気バンドであるマイヘアことmy hair is badから1枚目のアルバム「narimi」を紹介する。

元カノの名前ということでファンの間で有名なアルバムだが、名盤と呼ぶにふさわしいアルバムだと今聴いても思う。

今でこそスリーピースのメンヘラソングや彼女との日常ソングや別れ際を女々しくするソングなど定着しているがマイヘアが売れていく前はそこまで無かった。(多分…)

ここでポイントとなるのが日常ソングという部分である『おいおい!にわかか!マイヘアより前にスリーピースで有名なの沢山あるわ!』という治安の悪いキッズ達が群がるのは嫌なのでこっからは僕の個人的考えだと思って読んでね♡

これまでも沢山日常を書いた歌詞はあったが、椎木さんの書く歌詞はとにかく情景が浮かぶリアルさ、彼女とそんな状況に陥った事はないけど不安になってしまう引き付けのうまさを物凄く感じる。

例えばモンパチ。モンパチも雰囲気的には近さを感じるが歌詞の内容は広く抽象的であり、ど直球。そこで聴きやすさノリやすさを生み出している。

例えばバンズ。女々しさというより勇気づけられる歌詞が多い印象を受ける。そのため少し臭いMCも不器用さも曲の一部となってライブでのバンズは曲を知らなくてもめちゃくちゃかっこいい(ただのファン…)

他にも沢山あるが、マイヘアのように曜日や食べ物、小物や匂いなど事細かに状況を説明して、一曲に詰め込むバンドは新しかった。これが女々しさ的な部分を生み出していると思う。

それに分かりやすいコード進行で聴きやすく、すんなりと歌詞が入ってくる。この新しさが当時の陰キャ彼女いない大学1年生系男子の僕の中にスッと入ってきた。

それではこのアルバムの好きなところを発表しよう!(womanが好きって人もいるだろうがその声は無視する。)

アフターアワー
元彼氏として
ドラマみたいだ
白熱灯、焼ける朝
彼氏として
夜行バス
マイハッピーウェディング
友達になりたい
教室とさよなら
ふたり
18歳よ
優しさの行方

このずらっと並んだ名曲たち…

このアルバムさえ聴けば全てが分かる。

このアルバムさえ聴けば他のスリーピースは…

それは言い過ぎだが、今でこそ溢れているハンプやラウンジ、ポエジーやヨニゲ挙げればキリが無いくらいの流行っている直球スリーピースバンドの(悪口ではない、また今度アルバム紹介する…)全ての始まりはこのバンドのこのアルバムだと僕は確信している!

そのくらい凄いアルバムだと思っている。沢山紹介したい曲があるが今回は「ふたり」という曲にに絞って見ていきたい!

聴いて貰えば分かると思うが上で説明している通りマイヘアの全てが詰め込まれてる。特にサビでは

君じゃなきゃダメなんて事はない君より綺麗な人だっているし、君じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだよ、でも

というサビが繰り返される。しかしラスサビでは

君じゃなきゃダメなんて事はないけど僕じゃなきゃダメだって言わせたいんだよ、僕じゃなきゃダメなんて馬鹿みたいだろ、でも

僕じゃなきゃダメだって言わせたいんだよ

この1行で全てが紐解かれる気がする。繰り返されるサビの歌詞ではちょっと突き放したような…けれど、でもという言葉からも少し迷いがある事も分かる。

そして最後にでもで含ませていた言葉が一気にラスサビで溢れる。強がっているけど彼女からも必要とされたいという男が微妙に歌詞にしにくい気持ちをを17歳の少年がサラッと歌にした…。夢を追いかけたい気持ちと彼女と別れたくない気持ちで揺れる感情をここまで鮮やかに詞にしてライブハウスを回っていたと考えると流石に動く感情がある…。本当にかっこいい…。

こっからはアフタートーク!

発売したのは2014年で僕が高校2年生の時でこのバンドは知らなかった。なんならスリーピースのこのタイプのバンドは何も知らなかった。この頃の僕はバンドちゅきちゅき全盛期で馬鹿みたいに色んなバンドを聴きまくっていた。クリープハイプのよく分からない愛の歌を永遠と聞いたり、バンプの歌詞を考察しながら寝たりと今思えば朝から晩まで音楽を聴いてた。それでも「マイヘア」というバンドには出会っていなかった。

月日は流れ大学1年生なり某ドラマー友達宅でクリープハイプの特典映像を一緒に見ている時である。男役出ていた椎木が「真赤」を弾き語りで歌い出した。この瞬間心を掴まれた僕はすぐに「この曲バンドでやろう!」と言い、すぐにスコアを買って、すぐにバンドで演奏した。これが僕のマイヘアとの出会いだった。

やろう!って言った曲をすぐにやってくれるバンド友達が居たのはとても幸せだったな…

さて明日も仕事に行くかー!


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