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【AIと人間の共存】渡辺明九段と将棋AI「水匠」開発者の特別対談から得たビジネスへの示唆
今日は、朝日杯本戦トーナメントが開催され、藤井聡太さんが見事勝利を収めて準決勝に進出しました。彼の強さには改めて感心させられます。
北〕藤井聡太名人・竜王。王者が4強に進出しました。圧巻の▲9七玉。後ほど、感想戦詳報動画をお届けします。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 14, 2024
【大盤解説中継】藤井聡太名人・竜王、斎藤慎太郎八段、及川拓馬七段、増田康宏七段が出場~朝日杯名古屋対局【第17回朝日杯将棋オープン戦】 https://t.co/F8nUYHwkh4 @YouTubeより pic.twitter.com/o1Rg7f2jtx
近年、藤井聡太さんに棋聖、王将、棋王、名人の4つのタイトルを奪われた渡辺明九段ですが、彼が将棋AIソフト「水匠」の開発者であるたややんさんとYouTubeで行った特別対談の内容が非常に興味深かったです。この対談から感じたことを皆さんにお話ししたいと思います。
新春特別対談
渡辺明九段をお招きした水匠実験室のアーカイブに、詳細なチャプターを入れました!ご自身の興味があるところを見返していただければと思います!
— たややん⚖🔮将棋AI水匠(電竜) (@tayayan_ts) January 14, 2024
アーカイブはこちら↓https://t.co/P1mPRcBkXu pic.twitter.com/3WVQtAzUzl
対談の中から、私が興味を抱いた箇所を要約すると以下のとおりである。
この動画は、将棋AIの開発者であるたややんさんと、プロの将棋棋士である渡辺明九段との対談企画です。二人は、将棋AIの歴史や現状、将棋界との関係、将棋AIの研究や活用方法などについて、様々な話題を交えながら語り合っています。
[01:50:17] 渡辺明九段はAIの研究をどのようにしているのか
・自分のパソコンでAIを動かすことはできないので、ネット経由でAIを使う
・AIの研究は、自分の棋力や感覚と合わないことも多いので、自分の判断も重視する
・AIの研究は、自分の得意な戦型や手法を見つけることが重要
[01:55:05] 渡辺明九段はAIの研究によって棋風や戦型が変わったと感じることはあるのか
・AIの研究によって、自分の棋風や戦型が変わったというよりは、自分の棋風や戦型に合ったAIの研究をした
・AIの研究によって、自分の得意な戦型や手法が見つかったり、自信がついたりした
・AIの研究によって、自分の苦手な戦型や手法にも対応できるようになったり、新しい発見があったりした
[02:03:22] 渡辺明九段はAIの研究において、どのような指標や基準を用いているのか
・AIの研究において、評価値や勝率だけではなく、自分の感覚や経験も重視する
・AIの研究において、道が細いとか、詰みがあるとか、そういう指標も出そうとしている
・AIの研究において、人間の目から見ても難しい手や面白い手を見つけることも目標の一つ
[02:09:22] 渡辺明九段はAIの研究によって、将棋の楽しさや面白さが増したと感じることはあるのか
・AIの研究によって、自分の知らなかった新しい定石や手筋を見つけることができ、それが将棋の楽しさや面白さを増す一因になっている
・AIの研究によって、自分の棋譜を客観的に分析することができ、それが自己改善や自己理解の手助けになっている
・AIの研究によって、自分の棋力や感覚を試すことができ、それが自己確認や自己挑戦の機会になっている
YouTube動画を視聴して感じたこと
YouTube動画を視聴して感じたことは、将棋界において将棋AIソフトを用いた研究が一般的になり、多くの棋士がこれを活用していることです。渡辺明九段もその一人で、AIソフトを通じて新しい定石や手筋を発見し、自分の棋譜を客観的に分析することで、将棋の楽しさや面白さを深め、自己改善に役立てているようです。
しかし、渡辺明九段はAIの指し方を完全に真似るのではなく、自分の棋風に合わせた研究や、直感や経験も重視しています。
また、驚くべきことに、一部の棋士はAIソフトに頼る時間を減らし、他の勉強法に時間を割いています。これは、藤井聡太さんのようなトッププレイヤーに対抗するため、異なるアプローチが必要であることを示しています。
自らのビジネスの方向性
私自身のビジネスにおいても、2024年は生成AIを活用してアプローチを更新し、新しいサービスを提供することを目標にしています。しかし、将棋界で見られるように、全員が同じ方法を取れば序列は変わらないことを考慮し、生成AIの使用方法について慎重に考える必要があると感じました。
SNSやYouTubeで最新のChatGPTや生成AIに関する情報を容易に得られますが、それに埋もれることなく、自分の知識や経験を生かし、どのようにこれらのツールを活用し、どの分野でトップに立てるかを探求することが重要だと思います。
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