今朝、ハヤシシュンスケ氏が「シュンスケ式プロンプトジェネレーター徹底解説!」というテーマでライブ動画を配信していました。興味を持ち、動画の内容に従ってプロンプトの概念を一般化する試みを行いましたので、その内容を共有します。
1.シュンスケ式プロンプトジェネレーター
シュンスケ氏は、シュンスケ式ゴールシークプロンプトで知られる方で、私もこれまで何度もその方法を活用してきました。
今回の動画解説は、シュンスケ氏が開発したChatGPT向けの「シュンスケ式プロンプトジェネレーター」に焦点を当てたものです。
シュンスケ氏によると、ChatGPTのような生成AIは、例えば「骨」を提供すれば、それに「肉」を付けた魚を提供することができます。この特性を利用して、利用者が意図するアウトプットの生成を実現するわけです。
2.試してみた
動画に倣って、ゴールデンウィークに中部国際空港から那覇へ飛行機で行く、家族4人(大人)のための沖縄5泊6日の旅行プランを立てることを目的としたプロンプトを作成してみます。
<完成形:沖縄旅行プラン>
<通常のプロンプトから骨組みを生成>
<骨組みを一般化>
変数を変数としてラベリングしブラケットで囲って抽象度を格上げしてどんな概念にも当てはめられるように一般化表現でラベリングし直します。
この一般化された表現は、旅行プランだけでなく、ビジネスプロジェクト、イベントの計画、個人的な目標設定など、あらゆる種類の計画に適用することができます。変数を具体的な内容で置き換えることで、特定のシナリオに合わせた計画を立てることが可能になります。
<一般化されたプロンプトから具体化されたプロンプトを生成>
以下のプロンプトは、ゴールデンウィークに中部国際空港から那覇へ行く、家族4人(大人)のための沖縄5泊6日の旅行プランを作成するための指示に基づいています。
このプロンプトに基づいて、具体的な予算や興味あるアクティビティの詳細を教えていただければ、より詳細な旅行プランを作成することができます。
3.まとめ
多くの場合、私のような普通の人が考えるプロンプトは、一つの目的(この場合は旅行計画)にのみ使えるものが多いです。※上記の例では「ゴールデンウィークに中部国際空港から那覇へ行く、家族4人(大人)のための沖縄5泊6日の旅行プランを作成」とベタ打ちするか、深津式プロンプトに倣って(#命令文、#制約条件、#入力文、#出力形式)等を必死に考えると思います。
しかし、一度作成したフレームワークを一般化することで、旅行計画だけでなく、ビジネスプロジェクト、イベント計画、個人的な目標設定など、様々な種類の計画に応用することが可能です。変数を具体的な内容に置き換えることにより、特定のシナリオに合わせた計画を練ることができます。
どのようにしてこのような発想に至るのでしょうか?
ただただ感嘆するばかりです。