今日は、将棋棋士が色紙に揮毫する文字や熟語についての思いを綴ります。
1.将棋棋士と揮毫
ふとYouTubeを眺めていたところ、将棋の八大タイトルの一つ、竜王位の就位式の動画に目が留まりました。
竜王戦は、1組から6組までのリーグ戦と、最高峰である1組で構成されています。リーグでの成績次第で昇降級が決まり、1組のトップが竜王に挑む7番勝負に進みます。
今年度の竜王戦は、三連覇をかけた藤井聡太さんが、同世代のライバル、伊藤匠七段と対戦しました。藤井さんは4連勝で防衛に成功。しかし、将来的に藤井さんに挑戦するのは伊藤七段ではないかとの声もあります。
竜王位の就位式では、藤井聡太さんが色紙に「盤上没我(ばんじょうぼつが)」と揮毫しました。
藤井聡太さんがタイトルを獲得する前の大棋士も以下のような揮毫を残しています。
棋士によって、様々な揮毫があることが分かります。
2.藤井聡太さんの揮毫した「盤上没我」とは
では、藤井聡太さんが揮毫した「盤上没我」にはどのような意味が思いが込められているのでしょうか?
3.まとめ
私は熱心な将棋ファンで、特に「観る将」(将棋を観戦するファン)です。将棋の文化の深さや、私には計り知れない棋士たちの思考方法に触れることで、その魅力にますます魅了されています。
揮毫もまた、将棋文化の重要な一部です。棋士が揮毫する各熟語の意味を理解し、棋士の人生観と照らし合わせることで、彼らの生き様を垣間見ることができ、非常に興味深いです。
職業上、私は支援先の企業社長と共に年間目標や中期目標を設定します。ここで掲げるのは数値目標と理想の企業像ですが、時には「絵に描いた餅」となることもあります。その原因は様々ですが、目標設定自体が形式的になっていることも一因かもしれません。
竜王位の就位式のYouTube動画を見ながら、揮毫によって目標に重みを加え、それをより価値あるものにできるのではないかと思いました。