夜間のトイレ事情
こんばんわ!あらしです!
今日は夜間のトイレ事情についてお話したいと思います!
高齢者の夜のトイレは転倒のリスクをあげることがありますが、
生理現象なので行かないわけにはいかないですよね。
特に女性の方は夜間のトイレ間隔が短くなる傾向にありますので特に注意が必要だったりします。
今日はその傾向と対策についてみなさんと共有できればと思っています!
1,夜間のトイレはなぜ危険?
そもそも夜間帯のトイレはなぜ危険なのでしょう?
それは寝起きだからです。まぁ当たり前のことなんですが、、、
要するに覚醒していない状況で動くことは誰にでもリスクがあります。
これは健常者の方も同じで夜間に寝起きの頭が覚醒しきっていない状態で
どこかに体をぶつけたり、つまずいたって経験あるんじゃないでしょうか。
それは年齢を重ねても同じです。
ましてや寝る前に薬を飲んでから就寝するなんてケースもよくあります。
薬の影響でふらついてしまったり思うように体が動かせないなど副作用に近いものがあるなかで動き出したら転倒のリスクはより高まり、朝トイレの前で転んでるところを発見なんてこともあります。
このようなことから夜間のトイレを行かなくていいよう水分の制限をしたり
人によっては我慢し続ける人もいます。
決して体にいいことではありません。
水分制限で脱水、我慢のし過ぎで膀胱炎。
これでは本末転倒の結果になってしまいます。
2,夜間のトイレ対策
夜間のトイレを安全に行うための方法はいくつかあります。
トイレの近くの部屋で就寝
トイレまでの道のりに手すりを設置
ポータブルトイレの設置
排泄介助
自動排泄処理装置の利用
夜間のみおむつの利用
これが対策になります。
まずトイレの近くに部屋を移すということは移動距離を減らすことになります。例えばトイレが1階にしかなく2階が寝室であれば、ベッドや布団を1階に降ろしてそこで寝ることで転倒のリスクを軽減します。
トイレの距離が遠いご家庭は一度検討してみてください。
次にトイレまでの道のりに手すりを設置については、距離は縮められたものの、寝起きのふらつきにが心配なため要所に手すりを設置し安全な歩行ができるようにすることです。
このやり方は試してみないわからないことが多いので、工事で手すりを取り付ける前に一度レンタル品で代用して有効であれば工事を行うなど段階を踏んでいくことが失敗しないコツです。
次にポータブルトイレの設置ですが、ベッドサイドにトイレを設置し起きたらすぐ横にトイレがある状況にしておくことで移動をなるべくなくすことができます。最小限の移動なのでリスクも軽減できます。
ただしポータブルトイレの利用には処理が関係してきます。
誰が排泄物を処理するかが課題となってきますので、そこは家族だけではヘルパー等の力を借りましょう。トイレ処理は毎日は大変です。
また最近は水洗付きのものやラッピングタイプのものもでてきています。
これは処理は格段に減りますが、初期投資やランニングコストがかかりますので注意してください。
続いて排泄介助ですが、これはもう人の手でトイレを手伝います。
これは夜間トイレのたびに家族が起きなくてはいけないので家族の負担が大きく、夜間熟睡できなくなることもあります。
トイレに行くときのナースコールのようなものを使用したり、踏んだらなるセンサーもありますが知らせしてくれるだけなので結局人の力が必要です。
夜間トイレのたびに介助してくれるヘルパーさんはいません。
次は自動排泄処理装置の利用ですが、寝ている状態でトイレを利用したくなったら陰部に当てて排泄したりおむつのようなものを履いていただき、排泄が終了したら自動で吸引をしてくれるものなどがあります。
処理も少なめで、うまく利用できればベッド上で用を足すことも可能です。
しかし、尿意を催してからうまくあてがうのが難しいこと、またおむつタイプのものは管とつながっていますので基本はほぼベッド上から動けない状況になりますので、使用条件が厳しめです。
また便の場合は吸引してくれるタイプのものは少ないのでそこにも注意してください。仮に対応していないもので便を吸うと機会が故障します。
最後に夜間のみおむつの利用についてですが、これが一番ポピュラーかもしれません。夜間寝るときだけおむつをして最悪トイレに間に合わなくても大丈夫なようにしておくことで本人の安心感と動くのが大変であればそのまましてしまえば良いというメリットがあります。
仮に夜してしまっても長時間用のパッドを充てておくことで一晩そのままでも大丈夫なものもありますので、家族としては楽です。
ただし利用する本人が嫌がることや、交換(パッドなど)を一人で行えない場合は人の手助けが必要なのでそこには注意してください。
以上が対策になります。
自分の家族はどこに当てはまるかよく考えてみてください。
ただし、完璧な方法はありません。どれにもデメリットは存在します。
なので完璧を求めすぎず、無理のない範囲でやりましょう。
介護を長く続けるコツは無理をしないことです。わからないことは相談いただければ全力でお答えします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!