しきぶ

刺さる人には刺さる、読む人の情緒がおかしくなるような小説を描きたいと思っています。 長編になりそうな予感。。編集は後でします。

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刺さる人には刺さる、読む人の情緒がおかしくなるような小説を描きたいと思っています。 長編になりそうな予感。。編集は後でします。

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しきぶってこんな人。

はじめまして。ペンネーム変えようか迷ってるしきぶです。『なつめしきぶ』とかいいかも、って思って。(母音、全部そろってるし。) 小説『雪舞心計』の作者です。どうぞ、お見知りおきを。 ▶︎20代後半にさしかかったふつうの女。 ▶︎基本、家から出ないが、半年に1回くらい旅に出る。 ▶︎犬派か猫派か問われたら、断然猫。  肉か魚なら魚を食らう。 ▶︎最近、悪魔のような性格をしているのではないかと思い始めた。 ▶︎小説『雪舞心計』の作者。  たまに想像力と筆力が及ばす、血反吐

    • ちょっと4日間ほど執筆はお休み。。

      • 長編小説今書いてるけど、長い話のなかで数千字だけでも書き上げると、ホッとするんだよなー

        • 【連載小説】 血(雪舞心計18)ジウォン×イーハン

          寒蘇州 計都 蒼雪閣。  ジウォンは眠気まなこをこすった。  その日、奴婢は早朝の日の上りきらない時間から計都に駆り出されていた。  ジウォンは寝起きの、まだ重たい瞼をこすりながら、宮外の厨房へ向かうところだった。  回廊を抜けようとして、貴人の一行が目に入り、ジウォンは飛び退いた。  膝と手を地につけ、五体投地の姿勢をとろうとすると、視界に入った色目人の貴族に思わず目を留めた。  ジウォンが北に連れ去られるきっかけになった男だったからだ。  おそらく、師父ビョル

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        • ちょっと4日間ほど執筆はお休み。。

        • 長編小説今書いてるけど、長い話のなかで数千字だけでも書き上げると、ホッとするんだよなー

        • 【連載小説】 血(雪舞心計18)ジウォン×イーハン

          【連載小説】 書簡-1(雪舞心計17) 後宮編①

          南都。とある歓楽街。 ツェランは今やすっかり見慣れた師兄の背中を見つけ目を疑った。 (なんであの人はここを歩いてるんだ) よくわからない薬を盛られ、千夏宮で安静にしているはずのトアハが通りを歩いていた。  今朝までふらふらだった師兄が倒れてはいけない。  ツェランは後を追うことにした。  歩きながら、思わずため息をつく。  思えば南都に来てからというものの、魔性の師兄に振り回されてばかりだ。  揺らぐ心は暴れ馬と同じだ。少しでも手綱を緩めれば、取り返しのつかない

          【連載小説】 書簡-1(雪舞心計17) 後宮編①

          次回は後宮編をちょっと挟んで、ジウォン×イーハン編。早いところ書き上げちゃいたい。

          次回は後宮編をちょっと挟んで、ジウォン×イーハン編。早いところ書き上げちゃいたい。

          【連載小説 雪舞心計】主な登場人物 紹介①

          ジウォン 初登場時12歳ぐらい。 4歳ごろに親元を離れ、叔父ビョルンに育てられる。8章あたりで20歳ぐらい。童顔。本編の主人公。 ビョルン 初老の槍術使い。ジウォンとハクの師匠。 ハク 初登場時7歳。もう1人の主人公。 文字が読める。耳がいい。ジウォンと出会った時、すでに記憶を失くしていた。 イーハン 初登場時35歳。 行方不明になった息子を探す。耳が良い。顔も良い。 ハラン 初登場時18歳。目が良い。 作者の推しキャラ。当初は主人公の予定だったが、恋愛小説が書きたい

          【連載小説 雪舞心計】主な登場人物 紹介①

          【連載小説】 媚薬(雪舞心計16)ツェラン×ハカン

           ツェランは普段、トアハが寝起きしているという家の前で座り込んだ。  先ほどまでツェランの腕のなかで息を乱していたトアハは戸口一枚隔てたところにいた。  考えるだけで身体が火を吹きそうになるのをツェランはトアハの剣を抱きしめてぐっとこらえた。  気を抜いたら、煩悩で頭がいっぱいになる。  媚薬を口にしたのは師兄だというのに、きつめの蒸留酒を飲み干したような気分だった。  素質ありと判断されてから、ツェランは25年間、戦闘人形として生きていた。  人よりも感情の振れ幅が極端に

          【連載小説】 媚薬(雪舞心計16)ツェラン×ハカン

          【連載小説】 銀(雪舞心計15)ジウォン/ハラン

          寒蘇州 北海氷宮郊外  澄ました顔をして控えていたが、近衛団の団長リンウェンはある奴婢に目を留めた。  奴婢はジウォンという、去年の夏の暮れに連れてこられた者だった。  ジウォンは小間使いや近衛団のなかでもよく語り草になっていた。  どこかのお屋敷の御曹司はこのとるにたらない奴婢に熱を上げているという。  人目を引く美形でもなければ、特別、気がきくわけでも、愛想がいいわけでもなかった。  しかし、影を感じさせる横顔は退廃的でどんな過去を背負っているのか全てを奪われ

          【連載小説】 銀(雪舞心計15)ジウォン/ハラン

          【連載小説】敵 (雪舞心計14)ハラン×トアハ×ハク

          南都紅宮   御簾を隔てて、トアハは南都紅宮の群臣たちの応酬を見ながら思った。  まるで巫蠱のようだ、と。  一つの壺に集めた毒虫たちは互いを喰い合い、弱肉強食の摂理のなか、一番強いものが生き残る。  先代宮主が亡くなり、求心力を失った南都紅宮では、有力豪族や貴族が跋扈していた。  トアハは終わらない群臣たちの言い争いに背を向け、千夏宮まで引き返す。  千夏宮では、ハランが優雅にハクの琵琶に耳を傾けていた。  トアハは木簡に書き記しておいた宮中に蔓延る有力氏族の

          【連載小説】敵 (雪舞心計14)ハラン×トアハ×ハク

          【連載小説】習字(雪舞心計13)ハク

          南都紅宮外宮。  トアハに呼ばれたツェランは自分の目の前に置かれた文机と紙に首を傾げた。 「師兄、これは?」 「見ての通り、紙と筆と硯だが」 「ああ、お待ちを。すぐに墨をすります」 「いや、わたしがやる。お前は文机の前に座れ」 「え⁇」  トアハは手際よく墨を水に溶かして墨液をつくり、ツェランに筆を握らせ、自身も筆をとると紙の上に筆をすべらせた。 「詩の一節だ。書き写してみろ」 「えぇ….」  苦手な食べ物を食事に出された子どものような顔をして振り返ると、思っていた

          【連載小説】習字(雪舞心計13)ハク

          【連載小説】奴婢と賎民(2)(雪舞心計12)

           ジウォンは下働きたちがはたらく宿舎の一角に炭を置いた。  ジウォンが来るのを見計らって、イェナが厨房に入ってくる。 「ジウォン、炭、助かるよ。これ、温石(かいろ)。まだ冷えるでしょ、持っていって」 「ありがとう、イェナ。ギテ爺も腰を痛めてるし、助かるよ」 「あんたの服、洗っておいたから。着替えてきなよ。朝から働きどおしだし、煤だらけだよ。ねぇ、また殴られたの?」  イェナがジウォンに洗濯ものを押しつける。イェナはなにかにつけてジウォンの世話を焼こうとした。  そうしてい

          【連載小説】奴婢と賎民(2)(雪舞心計12)

          ハランのストーリーも進めなきゃ。

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          いくつか書いたけど、ジウォンの描写が気に入らない。

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          【連載小説】奴婢と賎民(1)(雪舞心計11)ジウォン/トアハ

           炭を運び出していた奴婢がひとり、男にど突かれ炭ごと地面に転がった。 「団主どの、あの者は一体なにをしでかしたのです?」  奴婢には様々な者がいる。借金苦に身分を売った者、罪を犯した者、またその家族。控えていたヒオクが言った。 「罪人の子」 「しぶとい奴め。ぶたれても、呻き声ひとつあげぬとは」  男にとって、奴婢に憂さ晴らしで殴る蹴るといった虐待をくわえるのは日常茶飯事だった。  ジウォンがどこから来て何者なのかは伏せられていたが、ジウォンをいたぶれば、どういうわけか権力

          【連載小説】奴婢と賎民(1)(雪舞心計11)ジウォン/トアハ

          あっ。やっべ。どっかでブロマンスだって告知しなきゃな。

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