君が赤だと思えば、赤で。鳥だと思えば鳥なんだ。
13日目
紫外線の凄まじさに打ちひしがれ、時より現れる影が尊いそんな季節ですが、いかがお過ごしでしょうか。瓶の中にある赤い食べ物が、この時期になると美味しいですね。ショッピングセンターの入り口では、見えない赤外線センサーがあり、飲食店の入口では銃口のようなものを向けられる毎日です。そろそろ白い面で顔を覆い隠すのも飽きてきました。
そんなことはさておき。
海の色って何色ですか?
空の色って何色ですか?
赤い食べ物は本当に赤いのでしょうか?
そもそも赤いってなんですか?
僕らの先祖は、何を見て色という概念を考え、その色をその名に決めたのでしょうか。多分調べればわかる話なんですが、今日言いたいことはそういうことではありません。
ネコって何でネコなんですか?
ネコって犬じゃないんですか?
もしかしたら鳥の可能性もありません?
いや、ないんですけど。ないかもわからないんですけど、現代ではそれはネコと呼んでいるし、それは犬だと思います。
へぇー。
ひねくれている。ひねくれすぎているけれど、我々は当然のように生きている。
それが本当に赤なのかを疑わずに。
本当に鳥なのかを疑わずに生きている。
記録に残っているから、記憶が引き継がれているから。先祖代々、それは犬と呼ぼう。それは鳥。それは赤にしようか。青にしちゃうか。
誰かが決めた。その誰かを知る必要はないのかもしれないけど。記録や記憶に残っているからそれに疑わずにそういうものだとしている。
みんなの記憶が消えて、記録が消えたらどうだろう。
それを何と名づける?
考えてみると面白いかもしれない。
この世の中は、誰かが決めたものが受け継がれ疑うこともなくそういう風に決まっているものがたくさんある。でも、それが正しいかなんてわからない。
君が赤だと思えば、赤で。鳥だと思えば鳥なんだ。
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