ポジティブシンキング、実はもろはのつるぎ
「ネガティブはだめだめ!ポジティブにいこう!!」
こんなことを人から言われたことはありませんか?
もしくは、人に言ったことはありませんか?
ポジティブシンキングが人生を前向きに生きるためには大事なことは、わかっています。
でも、ネガティブな思考を持っている人からすると、「ポジティブにいこう!」って結構プレッシャーになってしまう言葉です。
そして実は、ポジティブシンキングってもろはのつるぎなんです。
ポジティブシンキングはもろはのつるぎ
ポジティブシンキングがもろはのつるぎってどういうこと?
マイナスなことを考えられないから、反省せずに気持ちを切り替えてしまったり、
前向きであることを優先しすぎてマイナスの想定ができず突っ走ってしまったり、そういうこと?
ではありません。
ポジティブシンキングは強い反面、崩れるときは一気に崩れてしまうということです。
どういうことか。
「どうせ自分なんか…」という考え方をむりやりださないようにし、あらゆるネガティブな言葉を封じることは、ポジティブシンキングを身につけるために効果的とされていることです。
「どうせ自分にはできない…」という考え方はネガティブな思考に繋がります。
物事をポジティブに捉えるには「自分なんか…」というフレーズは口にせず、「わたしならできる!」と思い込んだり、根本を変える。
とにかくそういう自分になりきってみることが必要になってきます。
でもこれって、ある意味、ネガティブな自分を否定してそれを鎧で隠そうとしているだけだと思います。
ネガティブも含めた自分の核となる部分に、ポジティブという鎧をまとうだけ。
つまり、その鎧が崩れてしまうと、その反動で自分全体が大きく崩れてしまう。
自分の弱いところを受け入れる耐性がないことも理由の一つです。
しかも、ネガティブな人間からすると、この鎧ってめちゃくちゃ重くて、それだけでも体力を使うんですよね。
まず大事なことは自分を肯定すること
では、どうすればいいのか?
ネガティブなままいろということか、
前向きに人生ハッピー!と思えないことを受け入れるしかないのか、
そういうことではありません。
まず大事なことは、自分を肯定することです。
「自己肯定感」
おなじみの言葉です。聞き飽きたよ。
いってしまえば、ポジティブシンキングと同じことでしょ?
わたしもずっとそう思っていました。
でも、似ているようで実は大きく違うんですよね。
ポジティブシンキングとの大きな違い、それは、どんな自分も含めて自分自身であることを受け入れてあげること。
ネガティブなところについてもOKを出してあげるということなんです。
「ネガティブなんてよくないよ!ポジティブにいこう!!」
ではなく、
「ネガティブなわたしも含めて自分。それでもいいんだ。」
そう思ってあげることがすごく大事なんです。
むりにポジティブになる必要なんてない
ポジティブシンキングって強そうに見えて実はもろい一面もある。
まずは自己肯定してあげることが大事。
わたしは、この考え方を知ってから、すごく気持ちが楽になりました。
悲観的に捉えてしまうネガティブな自分がきらいで、ポジティブに物事を考えられる人をうらやましいなと思っていました。
ポジティブに考えようとして、自分のだめなところを認めてあげず自分の首を絞める、そんなことばかりでした。
でも、むりにポジティブになる必要はないし、むりやりポジティブになるのは危険だということを知ってからは、土台を固めることに集中しています。
自己肯定感の上げ方って、方法はたくさんあります。
本もめちゃくちゃありますよね。
でも、方法論については人によって合う合わないがあると思います。
わたしは専門家でもないので、ここでその具体的な方法は書けませんが、わたしが人生を生きやすくなった価値観をこれからもnoteにしていきたいです。
(そのうち、自分の自己肯定感を上げてくれた本のまとめなんかも別の記事にしたいな。)
それが私と同じような人に届くとうれしいなと思います。
「こんな考え方もあるんだ」
「言葉にできなかったこの気持ちってそういうことだったのか」
読んでくださった人のこころが、少しでも軽くなりますように。
自分の人生、一回きりですもん。
なんとか楽しく生きたいですよね。
余談
もちろん、ポジティブはだめなのかと言われると、全くそうではありません。
自己肯定感を持つことができて、その上で上手にポジティブシンキングを身につけることができるとたぶん最強になります。笑
(いいところをひたすらポジティブに伸ばしていけるから)
建物でも、その土台がしっかりしていない上に家を建てると危ないですよね?
つまり、誰も彼もがポジティブシンキングを身につけるのではなく、
自己肯定感というしっかりした土台の上にポジティブシンキングを積み上げることが大事ですというお話しでした。