私たちは天使だ!
ご訪問ありがとうございます。
(お時間あれば、固定された記事「療育、やってます」もお読み下さい)。
「俺達は天使じゃない」という映画が大好きです。名優ロバート・デ・ニーロとショーン・ペン2人が主役の有名なコメディなのでご存じの方も多いかと。
さて本日のお題の「わたし達は天使だ!」は漫画「おたんこナース」第4巻に出てくるお話です。
外出先で、「看護婦」ということがバレる(?)と
「白衣の天使ですね、素晴らしいですね」
と勝手に聖職者のように扱われたり、わがままな患者さんに注意すると
「看護婦はいつでも優しくだろ。白衣の天使が聞いてあきれるなぁ」
と無茶苦茶な事を言われたり、、、。主人公は
「私達は天使じゃない!」
と啖呵を切ります。
が、結局患者さんの無理難題に笑顔で答え、緊急時には人助けをし、もちろん嫌な顔もせず下の世話だってする、、、という自分の働く姿を振り返り
「、、、私達はプロだからできるんです。だからなんなら認めたってかまいません。私たちは天使だ!!」
というセリフ(?)で終わります。この決め台詞がなんとも爽快なお話です。
さて、前置きが長くなりました(汗)。実は障害児も「天使」と言われることがあります。
「親を選んで来てくれたのね」
と言われた事のある保護者さんは結構います。
誤解のないようにお伝えしますが、子ども達はみなとっても可愛いです。みんな可愛くて仕方ないからこの仕事をしてると言っても過言ではない。でも可愛いで済まされない大変さもあります。親であればなおさらだと思います。突然パニックになる、外出先で奇声を発する、真夜中でも大声で泣いて寝ない、暴れる、物を投げる、知らない人を突き飛ばす、自分の頭を壁に打ち付ける、、、ざっと考えてもかなり大変な毎日だと思います。この日々を知っていたら、安易に笑顔で
「天使ちゃんね」
なんて言えるかな?
ただ障害児を育てる大変さを少しでも軽減する術(すべ)をお伝えするのが療育の一つの側面だと思っています。そして、もし療育に通うことで日々の大変さが大きく改善されて、子どもの本来の可愛さを堪能できたなら、きっと親御さんも言えると思うのです。
「ええ、(この子は)天使なんです」
もしかしたら子供本人も言うかも
「私たちは天使だ!」(言わないかな、、、汗)
沢山の親御さんのお役に立ちたい、は私のちょっとした目標でもあり、障害についての偏見を少しでも払拭したい、という気持ちもあります。語りだすと鼻息荒くなりそうですが、、、。
そんな話もまた今度。
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