![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100204064/rectangle_large_type_2_88a4b37dcb70f82c009c61a1e9262a12.jpg?width=1200)
「不満には応えられないけれど、リクエストなら聞きますよ」
ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。
「不満には応えられないけれど、リクエストなら聞きますよ」
これは以前紹介した「おかあさまのためのコーチング」という本に出てくる言葉です。
少し長いですが、抜粋してみます。
“子どもたちとテレビを見ている。たまたま僕のそばにリモコンがある。すると子どもたちは「お父さあん、テレビの音が小さいよ!」僕に向かって言う。
「ああ、そう」と聞いてそのままにしていると、また、「お父さあん、テレビの音が小さいよおお!」と言う。そこで僕はこう言うんです。
「不満には応えられないけれど、リクエストなら聞きますよ」
すると子どもたちは、はっとしたような顔をして背筋を伸ばしてこう言います。
「お父さん、テレビの音を、もっと大きくしてください」
そこで僕は、
「はい、いいですよ」と言ってリモコンを手に取り、音量を大きくしてあげるんです。”
#あべまさい著「おかあさまのためのコーチング」より
声のかけ方の大切さを考えさせられるエピソードです。幼い子どもは自分の要求が通らないと大声を出したり、怒ったりする子も多いですよね。自分の要求を通す一番手っ取り早いやり方が「大声を出す」ことだと学習してしまっている子もいます。
#実際、それで要求が通ってきた可能性が高い
耳をふさぎたくなるような大音量の「不満」についつい負けそうになってしまうけれど、そこをグッとこらえて
「不満には応えられないけれど、リクエストなら聞きますよ」
と、穏やかに諭すことが出来たらなぁと思います。
思えば、大人同士のお付き合いの中でも、「リクエスト」が出来ずに「不満」をぶつけてしまう場面は多そうです。
そんな話もまた今度。