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偏食は親の覚悟で改善する?

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 玉ねぎが大嫌いでした。
 小学校時代の給食を完食出来た記憶がありません。人参、しいたけ、ピーマン、ナス、豆類、昆布、、、みんなみんな嫌いだったけど、成長過程でだいたいは克服。玉ねぎだけが最後まで嫌い。それも近年克服しつつあります。
#どれだけ時間がかかってんのか 笑

 私の両親は嫌いなものを無理強いさせる親ではありませんでしたが、一口だけは食べてねとよく言われました。で、玉ねぎ。本当に嫌いだったので、吐きそうになりながら一口食べてました。実際、逆流して吐いたこともあります。
#その後は一口だけ、とも言われなかった

 「偏食は親の覚悟次第」
という意見があります。偏食だった私は
「絶対違う!」
と思います。
#だって絶対違うもん


 偏食は親が食べない事を許しただけであって、子どもせいじゃない、なんて言われたら好き嫌いの多い子の親はキツいなぁ。
 一口だけ食べる、は子ども心にとーっても辛かった。食べ物が逆流して、胃酸まで出て来たものを再度目を真っ赤にして飲み込む、とか今考えても泣けてくる。
#お食事中の方、申し訳ない
あの記憶がなければ、もう少し玉ねぎに対するハードルは低かった気がする。
#他の野菜は成長期に克服した


 療育園で担任をしていた時の園長先生は
「長年療育をやってて、本当に偏食が酷くて『栄養失調の危険あり』で胃瘻(いろう)にまでなった子は1人しか知らない」
と仰ってました。
 発達に障害のある子どもはとにかく偏食が多い。何か特別なこだわりがあったり、口の中の感覚過敏があったり、理由は様々。ご両親はあの手この手で工夫してらっしゃる。もちろん療育のクラスでも給食中に様々な手段を使ってみる。
#それでもダメなものはダメ

 嫌いなものを無理やり食べさせられた事によって、益々嫌いになるという話はよく聞きます。
#私の場合は玉ねぎ
 加えて、どんなに細かく刻んでもめざとく苦手なものを見つけてしまう子のなんと多い事!何とか食べさせたくて試行錯誤、四苦八苦してるママ達の姿を間近で見てきたから、偏食は親の覚悟で克服出来る!なんて記事を読むと「そんなことな〜い!」と鼻息あらくなります。念のため。これは障害のある子だけの話じゃなく、定型発達の子でも同じこと。

 料理の仕方を工夫したり、見えないように混ぜ込んでみたりしても駄目なら、とりあえず保留、で良いのでは?と思っちゃう。もし、一口だけでも食べる作戦?等で嫌いなモノを克服出来た!という人がいたら、その過程を是非教えて下さい。多分その他の工夫もあったはず、と思うので是非知りたいです。


 「死ぬ前に食べたいのはお寿司!」とためらいなく言える私は、実は小学生2年生までお寿司が嫌いで食べられませんでした。それがかなり意外なきっかけで食べられるように。
 そんな話もまた今度。





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