頑張らないで
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(ここではお母さん、としてますが日常の中で一番子どもに関わっている人に向けて書いてます。おばあちゃん、おじいちゃん、お父さんの場合もあると思います。たまたま私がお会いしたのはお母さんが多かったので、お母さんにむけた感じの文になってます)
GWが終わると、そろそろ来年度の入学に向けて、学校見学や就学相談が始まる季節。保護者の方々もそわそわ、なんだか心も体もが忙しくなります。とかく頑張りがちなお母さん。『私さえ頑張れば』『私がちょっと無理すれば』、、、って今から思っちゃってませんか?
こういう考えのお母さん、とても多いです。でも、頑張って、頑張って、頑張って、で、今笑顔ですか?眉間にシワがよってませんか?気づいたらイライラ、家族にあたってませんか?
子どもが小学校に上がる時、みなさん進路で悩みます。養護学校に行かせようか、それとも小学校の支援級の方が楽しいかしら?こっちの小学校が近いから良いかな?でもあっちの小学校の方が支援が手厚そう…エトセトラ。帯に短し、たすきに長し、といった感じで決め手に欠けて、なかなか決断できない。
そんな時1つの決め方として、『お母さんの自由時間が確保しやすい方』を選ぶことをおすすめしています。お母さんが楽な方を選んでください、と言うのです。
ずーっと子供目線で考えていて、それで決められないのなら、お母さんが楽な方で決めるのも1つの解決策。
でも、勘違いしちゃいけないのは、お母さんの気持ちが楽な方では無く、体が楽な方、という点。お母さんは『私が頑張れば』『私が無理すれば』と思いがち。そしてそういう選択をすると「私、頑張ってる」「私ってえらい!」と気持ちはグーンと楽になります。ただ、それは長続きしないのです。一日だけ頑張る、とはわけが違います。頑張ること、無理することを日常にしてしまうのは危険です。疲労がたまり笑えなくなります。余裕がなくなりイライラします。『私がこんなに頑張ってるのに!』と家族にあたってしまい、その時に
「別に頼んでないよ」
と言われたら?
子どもが進学したらそれで終わりではありません、その都度頑張らなければいけない場面が沢山出てきます(そして小学校は長い)。その時に力を発揮できるように、休めるときは休める選択をしておいたほうが良いと思うのです。頑張ることが最上ではないことを頭の片隅にでも置いておいてください。
毎年年長さんのお母さんには同じことを言っています。それでもなかなか自分が楽な方を選べないお母さん、とても多いです。その気持ち痛いほどわかります。頑張らないと子育てを怠けているような罪悪感に苛まれたり、しますよね。難しい、、、。
夫婦で意見ちがったりすると、これまた一苦労。
そんな話もまた今度。