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隠居できない
10年ほど前、50歳代半ばの時
「静かな場所でのんびり隠居しよう」――そんな思いから、夫ととも能登に移住しました。
能登での新しい暮らしを楽しみながら、少しずつ仕事を減らし、理想の隠居生活の準備を進めていたのですが、昨年の1月に能登半島地震で被災しました。
東日本大震災で震度5強を体験しましたが、それを上回る大きく長い揺れでした。
幸いケガはしませんでしたが、自宅は半壊。修理して生活はできるものの、余震があるたび、強い雨や風が吹きつけるたびに不安が募ります。
そこで、思い切って家を建てることにしました。
60歳を過ぎての家づくりは、想像以上に体力と気力を使わなければ進まないことを痛感しています。
理想の隠居生活をするには、まだまだハードルがたくさんあるけれど、とりあえず少しずつ前に向かっています。
まずは、昨年の地震の後のハードワークでがっちり落ちてしまった体力を回復しなければならないと考えているこの頃です。