2010年 お店にはおいしいものがいっぱい!
それぞれの育休
あまり仕事をしていなかったよむらですが、1月にこどもを産んで、さらに仕事ができなくなりました。とはいっても、今回はめでたい理由で仕事を休むので、大丈夫です、すぐ復帰します。
ところで、さいとうがこどもを産んだときは、産休も育休もほとんどなく、直前まで仕事して、産んだ直後からほぼ普段通りに仕事していました。育休なんかなかったよ。いや、でも、家庭の事情もあるので、それぞれです。
仕事と子育て両立問題は、それぞれの事情があってそれぞれだけれど、みなさんどうしているのでしょう。とりあえず、子育て以外の家事やら仕事以外の趣味、人間関係などはかなりほったらかしでやり過ごしました。
大哺乳類展
3月に国立科学博物館で『大哺乳類展 陸のなかまたち』の催しがありました。
アランジさん、陸の哺乳類達のキャラクターを描きました。ホッキョクグマやパンダはなんとなく馴染みのあるなかまたちですが、アメリカンバイソンやマンモスといったあまり馴染みがないなかまたちのリクエストもあって、どんななかまたちができてくるのか考えるのが楽しかったです。会場で売られるキャラクターグッズもけっこういろんな種類作りました。
おいしいお菓子のお土産
直営店の売り上げ、なんとかしなければ。何かいい案はないかな。そうだ、おいしいお菓子だったらお土産にいっぱい買っちゃうよ。瓦せんべいも人気だし、もっといろいろあってもいいかも。おいしいお菓子の試食は楽しそう、おいしいお菓子賛成!
各店舗で、おすすめのおいしいお菓子を探そう、ということになりました。世の中においしいお菓子はいっぱいあるけれど、いざ、アランジのお店にぴったりのおいしいお菓子を探そうと思ったら、けっこう難しかったです。
まず、おいしいものは日持ちのしないものが多い。お土産なので、ある程度日持ちしてくれなくては困ります。賞味期限が切れた商品をもったいないからって、スタッフが食べてばかりいても太ってしまいそうです。
せっかくなので、どこでも買えるものではなくて、その地域っぽいものがいいよね。近所のおいしいお店とか。
でも、うちはキャラクターなんてチャラチャラしたようなことしないよ、な敷居の高過ぎる店はダメです。値段が高すぎるのももちろんダメです。見た目にもかわいいのがいいです。
いろいろ考えて、大阪店は豆にしました。ただの豆ではありませんよ。大阪の老舗の豆屋さんがつくる、おいしい豆のお菓子です。もう、ほんと、いろんな種類があって、どれとどれにしようかスタッフみんなでボリボリ食べ比べて楽しく迷いました。東京店は近所のお店のおいしいあられ、札幌店は札幌にある人気洋菓子店のおいしいクッキーです。もちろん、どれも店長キャラクターのかわいいパッケージを作りました。
他にも、おいしいドーナツやバームクーヘンなんかも、かわいい箱に入れて売ってみました。店長柄の瓦せんべいも相変わらず人気です。お正月には干支のキャラクターでも瓦せんべいを作ります。お年始の手みやげにぴったりです。バレンタインデーに向けては、全力で毎年、おいしい、かわいいチョコを考えます。この年はチョコつながりで、柿種のチョコと麦のチョコの駄菓子チョコも作りました。
わー、お店はおいしいものでいっぱいです。
柿種とむぎのチョコはこの年きりだったので、あまり活躍の場がなかった柿種のチョコさんとむぎのチョコさん達。けっこう好きだったのですが。
パリのジャパンエキスポ
パリのジャパンエキスポは、日本のポップカルチャーと伝統文化をテーマとして開催されている大きな博覧会です。 毎年開催されていて、11回目だそうです。
出版取次ぎ商社のトーハンさんが、小さいブースを貸してあげるからやってみない?と誘ってくれました。日本のポップカルチャー、主にまんがが大好きな人たちが集ってくるそうです。 コスプレイヤーだらけだそうです。
カッパやわるもののコスプレしなくてはいけないでしょうか?
そういうわけではないようでした。まんが以外のブースもあって、いわば、日本文化なんでもありだということでした。 ヨーロッパで受け入れられるのかどうか、出店してみてもいいかも、とジャパンエキスポにドキドキの初出店です。
ジャパンエキスポの広い広い会場はパリジェンヌ、パリジャンでいっぱいになります。 土日は通路を歩くのも困難な程です。で、アランジのブースはというと、まぁまぁぼちぼちお客さんが来てくれて、ぼちぼち商品も売れてゆきました。
その後毎年のように続けて出店するようになりました。アランジの出店を楽しみにしていてくれる青い目や金髪の女の子たちも少しづつ増えてきたし、ハロウィンパーティーのような、なんでもありの愉快なコスプレーヤーたちを見てるだけでも楽しいし、そんなに儲からないけど、ついついまた出店してしまっていました。
とはいえ、もうジャパンエキスポどんなのかわかりました、それに、そんなに儲からないのもわかったので、ここ最近はすっかり遠のいています。
パリの空の下、まぁまぁしか成果はなくても、なんとなく浮かれた気分になるカッパ。ボンジュール!コマンタレブー!シルブプレー!
シンガポールのパルコ
日本のパルコでは何度かキャラバンやミニショップを開催させてもらっていました。その時お世話になっていた、仕事のできる担当の方がシンガポールのパルコに転勤になり「アランジさん、シンガポールにおいでよ」とよんでくれました。シンガポールのパルコでアランジワールドキャラバン開催です。
はじめてのシンガポール、お客さん来てくれるかな?と心配していましたが、できる担当の方はすでにいろいろ根回しをしてくれていました。初めての土地なのに、たくさんの取材を受け、新聞やフリーペーパーに掲載され、それを見た人がたくさん会場に足を運んでくれました。すごい!できる担当の人!当たり前ですが、宣伝ってほんとうに必要だなぁ、と思いました。それと、できる担当の人も。きっと宣伝がなかったら誰も知らないアランジアロンゾ、誰もきてくれなかったと思います。
毎晩おいしいものをいろいろ食べに連れて行ってもらい、ナイトサファリで動物と戯れ、マーライオンと記念写真を撮って、シンガポールを満喫しました。ありがとう、シンガポール、ありがとう、できる担当の人。
シンガポールでインタビューに答えるへびちゃん。
あれ?いつのまに?20周年!の2011年に続きます。