2002年　キャラバン隊、本出版いろいろ、手芸いろいろ

アランジアロンゾ設立１２年目。らくだに乗って、どさ回りの行商に出発です！

アランジキャラバン

大きなてんらんかいを４年間続けてきました。てんらんかいに向けて特別な物を作るのは、ものすごく楽しかったし、お客さんもたくさん来てくれて、ものすごく楽しんでくれているようです。そんなこんなでものすごく儲かったりもしていたのですが、反面、ものすごくクタクタになるのでした。

てんらん会場の百貨店さんからのプレッシャーも年々ものすごいことになってきていました。前年を上回る売り上げをって、そんなの無理ですって。でも、やり始めるとがんばっちゃいます。このまま続けたら、なんかわからんけど、えらいことになってしまいそうだと思いました。アランジサーカスや、アランジランド、アランジ万博、アランジオリンピック、アランジデパート、本当にそんなことがやりたいのでしょうか？

大きな都市をまわる、大きな会場での大規模てんらんかいはお休みすることにしました。

もうちょっと地に足をつけた活動、地に足と言えば、らくだで行商だ。そうだ、キャラバン隊だ。アランジアロンゾをまだ知らない人達に会いにいこう、らくだにいっぱい商品や移動式什器も積み込んで、隊を組んで全国津々浦々、行商にまわることにしました。

らくだちゃんのキャラクターを作って、場所を貸してくれるギャラリーやお店のコーナーなどの小さなスペースを募って、その土地のおいしいもの情報を募って、さあ、出発です。

どこでもお店が開けるように、組み立てて持っていける商品を陳列する什器も考えました。考えただけでなく、さいとう、縫い上げました。そうです、画期的なウォールポケット什器を発明したのです。

他にも、情報提供者をキャラバンメイツとよんで会員カード発行したり、会場に感想ノートを置いたり、顔をはめて写真を撮れるように顔はめ板を用意したり、スタンプラリーでプレゼントしたり、アランジ紹介パンフレット作ったり、街頭でちらし配ったり、地に足をつけた土臭い作戦を繰り広げました。

アランジキャラバンはこの年、北海道から九州まで、全国１８カ所ほどまわりました。らくだちゃん、いろんな人に会いました、おいしいものもいっぱい食べました。牛タン食べました。豚丼食べました。ついでに、湯布院の温泉に寄り道したり、旅はいいですね。

初代顔はめは、砂漠の月になってらくだちゃんを見下ろせるというものでした。　キャラクター紹介のためにウォールラックにビニールで貼り付けられているぬいぐるみたちもいます。ちょっと苦しそう。

出版ブーム

それまで７冊出していた『アランジブックス』の出版社が、出版事業をやめてしまうことになったので、別の出版社さんから、新装版を出してもらうことになりました。大きさは少し小さくなりましたが、書き下ろしページを加えて続々発売です。

雑誌のようにいろいろ詰めこんだ『アランジマシンガン』をつくりました。まんがや写真や手芸や座談会やいろいろ詰めこみすぎて、よくわからないものになってしまいましたが、きっと、いろいろやりたい時期だったのでしょう。

『ジャージーぬいぐるみ』手芸本です。ジャージーというのは素材の生地の名前です。トレーナーやスゥエットなんかがそれでできていますね。アランジのぬいぐるみ達もそれでできているんですよ。この本を読めば、自分でアランジのぬいぐるみと（ほぼ）同じものが作れるんです。

そうそう、大きなてんらんかいはしないといいつつ、手芸本作ったことだし、せっかくなので『かわいいものをつくろうてん』開催してしまいました。規模は小さめですが、大阪、東京名古屋、巡回までしました。結局、好きなんですね、てんらんかい。

マシンガンはvol.0のあと、vol.1、 vol.2と全部で３冊つくりました。小花模様のキヌランとラビラビはマシンガンから生まれたキャラクター。

うさぎたちは手芸が大好き。ぶきっちょなしろうさぎは、手先の器用なくろうさぎに教えてもらいながらつくっています。

カッパえびせん

冗談のようですが、冗談ではありません。カッパくんが、かっぱえびせんのテレビCMタレントに抜擢されました。しかも広告専門誌で月間のCMランキングお菓子部門１位という地味な賞に輝きました。サンプルにいただいたかっぱえびせんを食べだしたらとまらなかったです。

広告関連では他に、大和銀行や大阪梅田のディアモールで、ノベルティグッズをあれこれ作っていました。カッパの風鈴や竹のマットなど、かなりレアな感じですね。ねこやパンダの中華セットというのもありました。雑誌『ね〜ね〜』の全員プレゼントではかぱちゃんのスポーツバッグを作ったり、通常のアランジの商品とはひと味違います。おもしろいです。　

ドンジャラ大会

ドンジャラで遊んだことはありますか？わたしたちはありませんでした。麻雀ならあります。麻雀と似たようなルールらしいです。バンダイさんから、年末にアランジ版のドンジャラが6千個限定発売されました。さっそく、遊んでみました。パンダを捨てたり、うそつきを拾ったり、なかなかエキサイティングなゲームでした。

おまけの「どんじゃら大会招待状」。みんな使ってくれたかなぁ。

札幌、名古屋にいきおいでお店を出しちゃう、２００３年に続きます。