リメイク作品のアニメの声優はなぜ変更されるのか
最近は昔のアニメのリメイクが多く、最近だとうる星やつらやダイの大冒険、おそ松さん、ハンターハンター、東京ミュウミュウ、キャプテン翼など色々な数十年前の漫画やアニメがリメイクされている。
これらのアニメはほとんどの声優が昔のキャストから一新されていることが多い。
※一部のリメイクアニメでシャーマンキングやデジキャラットなどキャストがほとんどそのままのもある
やっぱりそういったキャスト変更は批判がどうしても出てしまう。
思い出補正だったりイメージだったりが違うのは人によっては耐えられない部分でしょう。
最近でいえばそういう部分で話題に上がるのは映画のスラムダンクやソニックなどで、こちらもかなり賛否両論となった。
ただ前者のダイの大冒険の主人公のダイは担当声優の方が死亡されていたり、うる星やつらでは前キャストの方が両親役をやっていたりと仕方ない部分とキャストの先人へのリスペクトがあった。
ルパン三世も最近は次元の声優が高齢により引き継がれ、その他最初期の面子とかなり離れたキャストになっていますが、それはキャストが変更されたというより引き継ぎされたに近いです。
クレヨンしんちゃんやサザエさんも引き継ぎされたに近いので、違和感があっても受け入れるしかないという形です。
しかし、スラムダンクやソニックの映画は担当声優が現在もバリバリ現役で活躍してます。
また、イメージと離れているキャスティングとなっているのがかなり炎上している。
では、どうしてそのような変更が行われたのか考えていきたいと思います。
まず最初に思いつく変更理由の一つとしては出演料が高い
声優は年齢(業界年数)が高齢になるほどギャラが高くなると聞きました。
まぁ事務所によってもしかしたら違ったり、新規の案件によって提示額が違ったりするかもしれないですが、基本的には大御所であればあるほど金額が高いです。
ですので、アニメをリメイクして当時の声優を揃えて収録するとなると若手と違い額が跳ね上がります。
普段さらっと見ているアニメでも放送しているワンピースや名探偵コナンなんかは意外と製作費のほとんどはキャストの料金になっているかもしれないですね。
史上最強の弟子ケンイチのアニメなんかはキャストの出演料金でもう一作アニメが作れるといわれる豪華っぷり。
そう考えると今現在10年ぶりに放送してるBLEACHなんかもかなりキャスト使用料が豪華なことになっているかもしれない。
まぁ名探偵コナンの毛利小五郎のキャストが変更になったのも、出演料で制作陣と揉めたとのうわさです。
それくらい出演料っていうのは作品を長期でみるとシビアです。
また、アニメっていうのは一番の収益はグッズ展開です。
映画に限っては来客数になるかもしれないですが、大方グッズ費が収入減となります。
その場合、告知PVや商品アピールに出演費の高い声優を何度も器用しなければならないとなると利益率が下がります。
それにそういったキャストは高齢の方が多く作品展開途中で死亡してしまったり、休業や引退される方もいらっしゃいます。
そういった場合にまた新たな代役の選出などはかなり労力と費用を費やしますので、リスク回避のためというのも理由の一つかもしれません。
もう一つは考えられる理由は注目度です。
日本の映画はこの人気俳優の○○を採用みたいに作品にかけるベクトルがどちらかというと内容よりも広報に向きがちです。
作品のファンだけで利益を求めようとすると収益が少ないので、人気の俳優を起用してそのファンから利益を取ろうとします。
こうすることで既存の作品ファンからもその俳優のファンからも収益が見込めます。
最近は声優もアイドルのような活動を行う方が多く、今回炎上しているスラムダンクも若手の人気声優を起用しています。
こうしたことで既存のスラムダンクファンと声優ファンの方からも来場を狙っているのではと思いました。
上記のような例から作品をリメイクするにあたって以前の声優を使用して高い額を払うのであれば、人気の若手声優を起用して作品のファンと人気声優のファンを集客できた方が効率がいいし収益も見込めるのではと考えました。
まぁ自身はキャストが変更となってもそれはそれで楽しめばいいかなと思います。
ただ、リメイクされていない作品の声優が途中で交代するのは好きじゃないかなと思います。
担当声優の不倫でキャスト変更を余儀なくされた東京リベンジャーズのドラケンとか魔王学園の不適合者のアノスとか
呪術廻戦の夏油は変更にならないでほしいなぁ
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