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大地下都市、驚きの未来地図
↓前回の記事
拡大を続ける地下都市
最初の記事のコメントでも情報をいただきましたが、大手町駅、東京駅、二重橋駅、有楽町駅、日比谷駅、銀座駅、東銀座駅、八重洲地下街をつなぐ大地下都市網に、将来的に日本橋駅、茅場町駅、京橋駅が接続されます。
特に日本橋駅茅場町駅によって東に大きく延伸することになりますね。
さらに日本一の高さになるTorch Towerや、日比谷の帝国ホテルの建て替えも発表され、周辺の都市計画も含め、地下網が大きく広がることが分かりました。
ということで、現在判明している情報をもとに、地下マップに未来を描いてみました!
緑色の箇所が計画されている施設。
青色がこれにより接続される駅の地下通路。
紺色がこれら地下通路と接続している、商業施設を含む建物です。
以下、それぞれの建設計画の詳細です。
大手町
![](https://assets.st-note.com/img/1640484523792-nOexx0KJip.png?width=1200)
Torch Tower
https://www.mj-sekkei.com/project/755
東京駅の日本橋口正面に、超高層ビルが建ちます。
高さは390m、あべのハルカスの300mを超え、日本一の高さの高層ビルとなります。
現在の朝日生命大手町ビルと日本ビルを解体し、2023年度着工、2027年度完成予定。
地下は東西線大手町駅の地下通路と接続します。
この街区「Tokyo Torch」には既に常盤橋タワーが竣工し今年開業しましたが、地下道との接続は今冬予定です。
八重洲
![](https://assets.st-note.com/img/1640480134918-2oryKgcrFs.png?width=1200)
八重洲一丁目北地区
八重洲一丁目北地区のうち、南側の街区に高層ビルが建設されます。
2024年度着工、2029年度竣工。
地下階で東西線日本橋駅の地下通路と接続予定とのことです。
北側の街区へは地上の歩行者ネットワークで接続します。
八重洲一丁目東B地区
東京駅前八重洲地下街の北東部に地上250mの複合施設が建設されています。
今年着工し、4年後の2025年に竣工。
地下にはバスターミナルが整備され、歩行者通路は八重洲地下街と接続されます。
東京ミッドタウン八重洲
八重洲の4地区再開発のうち、最初に開業します。
来年8月末に完成予定。
こちらも地下にはバスターミナルが整備され、八重洲地下街と接続します。
八重洲二丁目中地区
八重洲ブックセンターがある街区です。2024年着工、2028年度竣工予定。
こちらも地下にバスターミナルが整備されます。
東京駅八重洲方面に散在していたバス停留所は、この3地区の地下にまとめられるようです。
そして、隣接する京橋エドグランと地下で接続。京橋エドグランは京橋駅と接続しているので、つまり大地下道網が京橋駅まで繋がることになります!
![](https://assets.st-note.com/img/1640480806426-Wr6kplEXaz.png)
日本橋・茅場町
![](https://assets.st-note.com/img/1640484293272-F3d6TfVnAK.png?width=1200)
西線大手町駅の地下通路と接続
時期は未定ですが、大手町駅と日本橋駅の地下連絡通路が作られる予定になっています。
これにより、日本橋駅と茅場町駅が大地下都市の一部となります。
特に日本橋駅にはコレド日本橋や高島屋など大規模商業施設があり、地下街はさらに賑わいを見せるでしょう!
日本橋一丁目中地区
コレド日本橋の北側から日本橋川までの区域のうち、コレド日本橋に隣接する川沿いではない街区(C街区)に高層ビルが建設されます。
今年度着工、2025年度完成予定。
地下で日本橋駅に接続します。
川沿いの街区には地上ネットワークで接続されます。
日本橋一丁目東地区
日本橋郵便局の南側の街区(A街区)に高層ビルを建設予定。
こちらも日本橋駅に地下で接続します。
2026年着工、2030年完成予定。
KABUTO ONE
金融街の兜町に今年8月に開業した、商業施設を含むオフィスビルです。
こちらはまだ地下鉄とは接続していませんが、来年12月に茅場町駅に通じる地下出入口が完成予定となっています。
内幸町
![](https://assets.st-note.com/img/1640484116830-SCdQO9LQUy.png?width=1200)
https://saitoshika-west.com/blog-entry-7860.html
完成は15年以上先。まだまだ未来の計画です。
こちらは日比谷公園の向かい、帝国ホテルがある一画。
北地区、中地区、南地区の3つの街区にわたって再開発が進められます。
北地区の帝国ホテルは2024年度から2036年度にかけて建て替えが行われ、新しい本館が日比谷駅の地下道と接続されます。
また、計画図を参考にすると、北地区と中地区は地下で接続されますが、南地区との接続は地上ネットワークになるようです。なので南地区はマップへの記載から外させていただきました。
なお、南地区はその南西にある都営三田線内幸町駅の地下で接続するようです。
再開発の一方で
都市発展のための計画の裏で、立ち退かざるを得なくなった人々がいることを忘れることはできません。
特に八重洲には古い飲食店がたくさんありました。
少し寂しくなりますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1640441357364-CFMom4SXQ5.jpg?width=1200)
おわりに
地下歩道はどこまで伸びるのか?という視点でマップを作製しましたが、まさかここまで大きく、そしてマップの情報量もここまで多くなるとは思いませんでした。
これからもこの地下都市の散策は定期的に続けていきますが、マップの更新は一旦これで一区切りとさせていただきます。
また何か変化がありましたら更新するかもしれませんし、気が向いたら、新しいテーマでの情報を追加するかもしれません。
※この記事は「アランチャの書きたかったことを吐き出すAdvent Calendar 2021」の最終日の記事です。