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老後、とは

おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしたいアランアミです。

息子のベストの前身頃を編み始めました。
作り目を始めようとしたタイミングで母親から電話がきた。

しゃべりながら作り目。
数が数えられなくて、さっぱり進まなかった。

母親は最近は余り糸でモチーフを編んでつなげてベッドカバーを作成しているらしい。
YouTubeで編み物のチャンネルがたくさんあるよと教えてあげてから活用しているらしい。
退職してから時間は十分にある。
昨日はドラクエ3をするんだと言っていた。

父親も今月で退職。
週に2回はスポーツセンターで筋トレをしているらしい。
今後は料理教室に通う予定らしい。
もともと料理が好きで自宅で寿司を握ったりする人である。

老後を満喫しているようにみえる両親だけれど、彼らの親の介護が始まっている。

父の母、そして母の両親は全員が80代後半。
程度は違えど介護が必要である。
母方の祖母はどうにかまだ一人暮らしを頑張っているけれど、祖父は施設にお世話になっている。
父方の祖母は両親と同居していて、先日脳梗塞になり救急車で運ばれたけれど回復して今は元気にデイサービスに通っている。

老いていく祖父母を見て、人生のステージが幼児期に戻っていくようだと感じる。

誰かに世話をしてもらわないと生きていけない。

子育てはゴールがある程度わかるけれど、介護はいつまで続くか分からない。

家をあけるのが怖いからしばらく旅行にはいけないかな、と母が言う。

近くに住んでいれば留守番してるから行っておいでよと声をかけられたかもしれないが、私の子どもの年齢や実家までの距離を考えると現実問題難しい。

子育ても介護も各家庭でするには限界があるんじゃないかと思ってしまう。

ゆるくて「大きな家族」のようなコミュニティがあったらいい。

祖母の入院・退院までのシビアなのにどこかコミカルな話から家の中にナメクジが出て父親が塩をかけて退治した話まで。
1時間くらい必要な話やら全くもって無駄な話までたっぷり話した。

母からの電話は頻繁にはこない。

必要な話1に対して5くらいある「余分な話」。

そういえば共有しなければいけない「情報」はテキストで簡潔に送られてくることが多い。

電話がくるというのは母の中で話したい「余分な話」が適量貯まったころなんだろう。

くだらない、どうでも良い話って生活の豊かさな気がするのだけれど、どうだろう。

ではでは、良い1日を〜

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