感想《メトロポリタン美術館展》
おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしているアランアミです。
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昨日の編み物🧶
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先日行ってきたメトロポリタン美術館展のお話でーす。
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なんて贅沢な空間
西洋絵画の500年とサブタイトルがついていう理由がわかる展覧会でした。
インターネットや書籍で見たことのある有名作品がどどーんと展示されていて、「この絵は本当に実在していたんだ」と感動してしまいました。
TVでしか見たことのない有名人を生で見た、そんな感じです。
時代ごとに展示されており、ヨーロッパの人たちが500年間何を考えて生きてきたのかを辿ることのできる仕様になっていました。
本当に西洋美術の教科書の中に入り込んだ気分です。
気になった作品を紹介していきます。
何でこの絵を描いたのかな部門
ピエロ・ディ・コジモの《狩の場面》
横長でちょっと目を引く作品でした。
宗教画でもないし、神話を描いたものでもなさそう。
この絵は何だろう。
図録で確認してみると15世紀末のフィレンツェの人文主義者たちが興味を持っていた主題らしいです。
古代文学に記述される人間の初期の歴史を描いたものだと美術史家は論じているそうです。
これもルネサンス絵画なのか。
絵が光ってる!部門
エル・グレコ《羊飼いの礼拝》
マリー・ドニーズ・ヴィレール《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ》
この2つの作品は作者も時代も描かれているモチーフも違うのだけれど、どちらも作品時代がほんのりと光っているように見える作品でした。
うーん、不思議。
本物ってすごいなと思った部門
ポール・セザンヌ《リンゴと洋ナシのある静物》
ポスト印象派の絵画は大学時代にゼミの授業があったんだけれど、当時はあまり要点が掴めませんでした。
この人たちは何を試行錯誤しているんだろう…みたいな。
セザンヌの絵も時間をかけて説明してもらった気がするのですが、掴みどころがなくて何とも…。
それが今回展示されていた絵を見て「あっ」と思うことがありました。
ぱっと見ではデッサンが狂っている絵なんだけれど、重さや暖かさはズンっと感じられたのです。
今までセザンヌが描いた絵は何点か実物を見ているはずなのに今回初めて興味が湧きました。
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他にいろいろ気になった絵はあるのですが、この辺で。
図録を読んでほくほくしたい。
今回使用した画像はメトロポリタン美術館のHPにあるパブリックドメインのものです。
太っ腹なサービス過ぎる。
いつかニューヨークのメトロポリタン美術館にも足を運びたいです。
ではでは、良い1日を〜