「大丈夫」か「C’est pas grave」か
おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしているアランアミです。
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昨日の編み物🧶
かぎ針で夏用の帽子を編み始めました。
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今日は野本響子さんの著書『日本人は「やめる練習」がたりていない』を読んで思い出したお話です。
『日本人は「やめる練習」がたりていない』
マレーシアに教育移住してnoteのマガジンやVoicyパーソナリティーとして活躍されている野本響子さんの著作です。
確かに!と思えるお話が多く、マレーシアでの暮らしと対比することで日本人の特性が浮き彫りになったのではないかと思います。
日本人って「頑張る」のが好きなのかな
本を読みながら、日本人って頑張ってるなー、踏ん張ってるなーと思ったのです。
自分にも相手にも求める水準が高くて、「続ける」ことが美徳なんだと思います。
「頑張って続ける」ことが称賛される文化なのかなと。
そもそも「頑張る」って言葉がその性格を表していると思います。
頑なに張る。
そこには忍耐とか辛抱強さを感じます。
フランス語で「頑張る」って言おうとすると「Je ferai de mon mieux,」だったかなぁ。ベストを尽くしますって意味になりますが。
「頑張って!」は「Bonne chance!(幸運を)」や「Bon courage!(Bonは形容詞で「良い」courageは「勇気」などの意味)」を使います。
使う場面は同じでも言語によって元の意味合いは違うものだなぁと学習時に思ったものです。
「だいじょうぶ」も同じメンタリティかも
「大丈夫」
大いに丈夫。
こちらも「頑張る」に負けず劣らず芯のしっかりした頑丈なイメージを含んでいます。
対してフランス語で「大丈夫」と言う場面では「C’est pas grave」と言っていました。
元の形はCe n’est pas graveです。
graveは「重大な」という意味、そしてこの文は否定系なので直訳すると「大したことではない」となります。
用途は一緒だけどイメージが全然違う。
言葉は文化そのものだなぁと思います。
思考パターンが現れます。
他の言語ではどうなんだろう。
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言語の専門家ではないので間違った記述をしていたらすいません。
私が個人的にずっと考えていた言語間のちょっとしたズレのお話でした。
どちらの言語が良いとか悪いとかではないのだけれど、「C’est pas grave」という気持ちで過ごした方が気楽なんだけどなと思うことがたくさんあります。
全然本の紹介になっていないけれど、何だか日々の生活に疲れちゃったなと思っている人は野本さんの『日本人は「やめる練習」がたりていない』を読んでみてください。
ではでは、良い1日を。
そして素敵な週末を(☆ФωФ)ノ