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「自分らしさ」は嫌でも出てしまうもの
はじめに
自分らしくありなさい。
個性を大事にしなさい。
私たちは幼少期からそう言われ育ってきました。
ところで「自分らしさ」とは何でしょうか?
掴めそうで掴めないこの言葉
本記事はこの言葉の意味を理解し
実は「自分らしさ」は手放したほうが良い
というお話です。
自分らしさとは
自分らしさとは何でしょうか?
調べると様々な意味が出てきます。
・自分の価値観や性格、感情、志向
・その人自身の特徴がよく表れていること。
また、その人固有の性質やあり方
・他人に影響されることなく、自分本来の考え方や行動をすること。
多様な考えがあると思いますが
ここでは「その人ならではの色」と表現します。
私たちの性格は約40~50%が遺伝的に
残りが親、友人、幼少期の体験などから後天的に
決まると言われています。
「内向的」な人もいれば「外交的」な人も居る。
「白」が好きな人もいれば「黒」が好きな人も居る。
私たちは生まれながらの性格を元に
様々な体験、過程を経て
十人十色に染まっていくのです。
「自分らしさ」は嫌でも出てしまうもの
少し視点を変えると
個性とは私たちが繰り返し行動、思考
することで身に着いたものです。
例えば人前で話すのが好きな人は、
生まれつきの性格もありながら
人前で話す経験を積むことで
個性が強固になったと考えられます。
慎重な人は、過去苦い失敗経験があり
無意識の内に行動する前に
リスクを検討する癖がついた可能性があります。
つまり「自分らしさ」は人生で幾多も繰り返され
強固となり、嫌でも出てしまうものなのです。
慎重な人に「とりあえず行動してみよう」と言っても
中々行動出来なかったり。
外交的な人が全く人と関わらない仕事をやると
モヤモヤしてしまいます。
要は私たちは個性を無意識レベルで使っており
他人が簡単に消せるものでは無いのです。
まずは型にハマった方が良い
自分らしさとは嫌でも出てしまうもの。
だからこそ正しい型にハマった方が良いのです。
矛盾している用に思われるかもしれませんが例を挙げます。
例えばあなたがカレーを作るとします。
野菜、肉を適切なサイズに切り、フライパンで炒める。
鍋に移しルー、調味料、水を入れ指示通りの時間煮込む。
レシピに従えばそれなりのカレーを作ることができます。
しかし細かな味、見た目は作り手の個性によって変わります。
例えば大雑把な人は大胆に具材を切り
調味料の分量、煮込み時間もざっくり。
慎重な人は計量カップを使って量を測り、
煮込み時間もタイマーを用う。
おしゃれな人は味以上に
見た目にこだわる。
何が言いたいかと言うと、型に沿って行動しても
自分らしさは嫌でも出てしまいます。
そして、繰り返す内に
「ここはこうしたいな」
「ここは変えてみようかな」
という想いが自然と生まれます。
逆に言えば0から何かを生み出す
これは個性ではありません。
料理をした事もない人がカレーを作ろうにも
野菜ってどう切るんだ。調味料何入れたらいいの?
と、分からないことが頻発します。
それはもはや個性を発揮するどころではありません。
どんな芸術家も最初は素人です。
基礎的な描き方を学び、周りの絵を参考にする中で
能力が向上していきます。
その過程で、自然と自分らしさが発揮されていきます。
そして行きつく所まで行ったとき
人はそれを個性と呼ぶのです。
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