他者の成功を喜べないのが嫌で。
※暗い表現が含まれます。苦手な方はお控えください。
好きな人の成功すら喜べない。
いやむしろ好きな人だからかもしれない。
そんな自分が嫌になる。
今日私はあの人サークルの演劇の発表会に来た。
ステージの上で活躍する あの人
なんだか自分から遠く離れてしまったような感覚。
これは嫉妬なのか。
あの人のことは好きなのに、成功している、楽しそうなあの人を見るのは嫌いだ。
私はこの先の人生、好きな人の成功を、純粋に喜ぶことはできないのかな。
いつも他者への嫉妬が脳を支配している。
しかもその他者は私の好きな人、仲の良い人になればなるほど嫉妬の感情は大きくなっていく。
ステージが終わり、帰り道。あの人と一緒に帰る。
あの人は本番を終えた解放感と幸福感で満ち溢れていた。
「お疲れ様。よかったよ」
こんな思ってもいない言葉をかけて。
彼とは対称的な感情にいる。負の感情。
駅で別れ、私は電車を乗り継ぐ。
各駅停車しか止まらない静かな駅。
列車が通過します。黄色い線まで下がってお待ちください。
そのアナウンスを聞いたとき、線路の下が、全部を解決してくれる真っ黒で、輝いている世界に見えた。
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