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セダンタイプの軽ターボMT車は復活するか?

 ナニコレ、めちゃくちゃ格好いいじゃないですか。ミライースそのものはコンパクトなことを売りにして、昨今流行りのハイト系とは真逆。だからこそ「これだけ小さくて軽いんだから当然エコですよ~」というオーラを漂わせている一台だと思います(※勝手な妄想)。

 そもそも現在はセダンタイプの軽自動車、というのが少ない。先のミライース以外だと、同じくダイハツのミラトコット、そしてスズキのアルト、アルトラパンくらい。スバルのプレオはミライースのOEMだから実質4つだけですね。改めて見ると減ったなぁ。
 自分が運転免許を獲った00年代前半だと、スズキのKei、ダイハツのミラ&ミラジーノ、三菱のミニカ、スバルのR2といった具合に新車でも選択肢があったんです。規格変更前の中古車もまだまだ出回ってましたね。スバル・ヴィヴィオやホンダ・トゥデイなんて今となってはもう希少車ですよ。
 実際、自分がお世話になってるいつもの車屋さんには「ヴィヴィオを整備してもらうために県外から来てるお客さん」もいるそうで、一度大きな台風が来た時に水没してしまった時は、3ヶ月くらいかけてようやく直したとか。しかしそのヴィヴィオユーザーの方からすれば、それだけの時間と手間暇をかけてでもまだ乗りたい車だからこそ、なんでしょうね。愛と熱意が素晴らしいですわ。

 とはいえ、こうまでセダンタイプが減ってしまったのは軽自動車自体が「セカンドカー」ではなくなってしまったからではないか、と思えてなりません。ハイト系軽自動車のTVCMを観ていると、必ずしもユーザーが一人ではないのです。ワゴンRスマイルは女性ユーザーを意識してますが、ホンダのNシリーズは誰というわけでもないし、タントやスペーシアあたりは完全にファミリーカー。つまり1台目から軽自動車を選ぶ人が増えてるからでしょう。それでセカンドカーも軽なら維持費も抑えられます。
 あるいは長らくファミリーカーとしてミニバンとかに乗ってたけど、子供が独立したから大きい車は要らなくなったとか、シニアの方がより増えてきて、特に長距離移動をする機会もないから軽にしよう、て人も多いはず。じゃあセダンタイプでもいいじゃないか、となるのですが、乗り降りのしやすさとかアイポイントの高さを考えるとハイト系に流れてしまうのかなぁ、と。おまけにハイブリッド車も増えてますから、セダンだから燃費が良いとは言えなくなりました。

 ……そりゃセダンタイプも減るわな。でも乗りたいんだよなぁ、セダン。
 自分はコンパクトなのが好きなようです。ちっこい車でバンバン走るのがいいんですよ。「軽」自動車なんだからちっこくてナンボでしょ、アタシみたいな考えはもう古いの?

 と思っていたところにやってくれましたよ、ダイハツが。これは市販化されたらどうなるやら。自分みたいな人間が欲しがるのかな。アルトワークスにも心惹かれたけど、気が付いたらフルモデルチェンジと同時に製造終了してガッカリした記憶がありますからね。セダンタイプの軽ターボMT車を新車で手に入れられるチャンスは、今後そうそうないでしょうから期待するしかない。

 そうなるとお値段は如何程か? 先のアルトワークスは153.7万円からでした。現行のミライースは一番安いグレードで99.2万円、高いもので132万円から。レカロシートやらアルミホイール等々の装備を考えると、ワークスよりは高くなりそうですが、エンジンやミッションはコペンと共通なので少しは抑えられるのかな。素人考えですが。

 うーん、どうなるだろう。

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