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みんなは鉄板のすべらない話ある?
「いやぁ~すべらへんねぇ~」
この台詞がTVからもう聞けないのだろうか。御本人はともかく、今となっては放送局が局だけに、という状態になるとは思わなんだ。
「性・下ネタ系(苦手な人注意)」でこんな話があった。
自衛隊にいた時、女性の陸曹が車両を誘導していて「バックで奥まで!」って言った話と、「木藤だいじろう」さんがバイトの先輩に「木藤君ってすごい名前だよね、『亀頭だ、弄ろう』だもんね」って言われた話
それでフト思い出した。俺も自衛隊時代にあったのだ。
入隊当初、技術職への着任が決まった関係で3ヶ月ほどその訓練をした。教育隊は男4:女1くらいの比率だった。
訓練の最中は、何かしらの作業を終えると「◯◯、用意ヨシ!」と呼称するよう指導された。これは周知はもちろん確認も兼ねている。今だったら現場猫と呼ばれそうである(※20年以上前の話)。
ところで、自衛隊では通信機材の土台となる部分を「マスターベース」、アンテナ部分を「マストセクション」と呼んでいた。それらも含めて様々な機材を組み立てていき、一つの作業が終わったらしっかり呼称していく。これが鉄則である。
そして訓練中、ある女性隊員が二人一組でその作業を行っていたところ、先の部分がごっちゃになったのか……「一人遊び」みたいな呼び方をしたのである。大声で、
「マ◯ター◯―◯ョン、用意よし!」
その場にいた全員がズッコケた。自分も含めた男連中は崩れ落ち、他の女子隊員も流石に笑い出した。おまけに当の本人だけが「え?」と気付いておらず、もはや訓練どころではなくなった。
なお上官らはその場を納めようと必死だった。
「みんな、これ以上触れるな! ◯◯(女子隊員の名前)、続けろ!」
しかし、その声はどこか笑っていた。
あの場にいた皆は、今何をしているのだろうか。現役だとすれば、自分と同じく40代。ずっと現場なら二等陸曹、上手くやっていれば一等陸曹あたりか。試験を受けて幹部になっている人間もいるかもしれない。皆がこの話を覚えてるかは分からないが……
もっとも先のまとめから、こんな話を思い出してしまった自分も大概な男である。